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グリークラブ 沖縄で東日本大震災チャリティーコンサートを開催

歌の持つ力を感じた病院の慰問公演 沖縄県内の合唱団と共演した賛助ステージ

明治大学グリークラブは3月16日、沖縄県浦添市てだこホール大ホールで「東日本大震災チャリティーコンサート in 沖縄」を開催した。会場には東京都合唱連盟が行っている「東日本大震災義捐(義援)金」への募金箱が設置され多くの寄付金が集まった。コンサートを主催した同部の主将と部員からの報告を紹介する。

佐藤 遼(文3・主将)

「明グリ」がほとんど知られていない沖縄の地で、演奏会が果たしてうまくいくのか、始まるまで不安でいっぱいだった。しかし、開場とともに多くのお客さんが入場し、客席を見てこみ上げるものがあった。

沖縄民謡のステージではとりわけ多くの声援をいただいたように感じた。自然と手拍子が起きた曲や、中には一緒に口ずさんでもらった曲もあった。アンコールでは目に涙を浮かべるお客さんも見られ、この地でチャリティーコンサートをやったこと、それがこの場で何らかの意味をなしていることに深い感動を覚えた。

本田 尭(情コミ2)

デモンストレーションで今回の一番の目玉である沖縄民謡を題材とした曲を演奏した時、観客から自然と手拍子が起き、慰問公演を行った病院では患者のおばあちゃんが陽気に踊りだすなど、古くからこの地で親しまれている「民謡」の力、素晴らしさを感じた。

こうして演奏会を成功させることができたのは、直前まで奔走し、温かく迎えてくれた現地の方々や、先輩方、演奏会にかかわってくださったすべての方、グリーの仲間たちのおかげだ。

今回の演奏会と自分たちの歌が、一人でも多くの人の生きる希望になってほしい。

松井勇樹(政経1)


今回のチャリティー演奏会では、想定していた来場者数を遥かに上回ったことが大変嬉しく、感謝の気持ちで胸が熱くなった。肝心の演奏の方は練習日程が厳しかったものの、賛助団体の方々の協力もあり、無事成功のうちに終えることができた。

今回の演奏会で一番考えたのが「チャリティー」の意味。東日本大震災で被災した方々に対して明グリとしてできることといえば、歌を歌うことだけだ。

当日会場に設置した募金箱には多くの募金が集まったが、それでもピアノ一台買えるかどうかというところ。だが、私たちの歌、演奏を聴いてくださった皆さんの心に感動を与えることも大事な支援の一つだと今は胸を張って言える。