Go Forward

明治大学創立130周年スポーツ記念事業 ローバースカウト部が台湾で親善交流を実施

淡江大学表敬訪問であいさつする津野主将



震災支援に感謝、平良監督から感謝の盾を贈呈 海岸の清掃活動

明治大学体育会ローバースカウト部は3月2日~9日、明治大学創立130周年スポーツ記念事業の一環として台湾を訪れ、台北市童軍會主催の三五童軍節慶祝大會に参加し多くのスカウト達と交流した。また、淡江大学を表敬訪問、同大ローバースカウト部とは交流プログラムとして合同親善キャンプを行った。さらに、3・11東日本大震災の際の多大な支援および協力へのお礼として、海岸清掃を実施、活動の様子が地元メディアで大きく取り上げられた。

この国際交流・親善活動は、部員の国際理解と、両国スカウトの相互理解を深め、大学で学ぶ学生としてその歴史・文化を生んだ現地に立ち、そこに生きる人々の息吹にふれ、目で見、肌で触れ、思考することにより歴史・文化を考える素養を養い、日台友好の懸け橋となることを目的として実施された。

津野翔一(政経3・主将)

今年度のローバースカウト部は『T.N.P』(T→Trigger きっかけ、N→Network 繋がり、P→Progress 成長)という年間テーマを掲げ活動を行ってきました。これは、部の活動をきっかけに、人との繋がりを感じ、そして部員一人ひとりが成長しようという意味を込めたものです。

元々は全く別の年間テーマと活動内容でしたが、3月11日の東日本大震災により状況は一変しました。メディアを通して被災地の状況を知り、非常に心が痛くなりましたし、家族が被災して辛い目にあっている部員もいました。そういった状況で、自分達に何か出来ないのかと考えました。

募金活動、そして夏には災害ボランティアを行うことで復興に尽力し、春には台湾交流派遣を行うことで、日本の現状を台湾の方々にも伝え、そして日本への支援に対して感謝の気持ちを伝えることになりました。

災害ボランティアではガレキ撤去などの作業だけでなく、地元のお祭りにも参加し、様々な方とお会いすることで、現地の人々の復興に向けてのパワーを感じ、逆に自分達が励まされたような気持ちにもなりました。

年間計画の集大成として行った台湾交流派遣では、台湾ボーイスカウトの周年行事と淡江大学表敬訪問の際に、感謝の気持ちを伝えるスピーチをすることができました。また、一週間交流していく中で、台湾の方々から熱い歓迎を受け、あらためて台湾の温かさに触れました。日本に帰国した後も、部員はFacebookやSkypeなどを通して台湾学生と交流を続けています。

この一年を通して、私たちローバースカウト部は様々な人々と出会うことで大きく成長をすることができました。今後は、個人レベルでも災害ボランティアを継続的に行います。また、今回交流した学生スカウトを今度は日本に招待し、日本の良さを伝えたいと思っています。