2012年度入学式。新入生は明大生としての第一歩を踏み出した 告辞を述べる福宮賢一学長 祝辞を述べる日髙憲三理事長 午前の部「宣誓」農学部の染谷昌亮さん 午後の部「宣誓」政治経済学部の小池祥吾さん
東京・日本武道館で挙行された入学式は、午前の部(法・商・理工・農・情報コミュニケーション学部)と午後の部(政治経済・文・経営・国際日本学部、大学院・法科大学院・専門職大学院)の2部制で挙行された。いずれも式典に先立ち、グリークラブと混声合唱団、交響楽団による校歌指導や演奏が行われ、校友でラジオ日本パーソナリティーの竹山真由美氏(1994年文学部卒)の総合司会で開式した。
告辞を述べた福宮賢一学長は、まず難関を突破して明治大学へ入学したことを祝した。
続けて本学の創立者、鳥取県鳥取藩出身の岸本辰雄先生・山形県天童藩出身の宮城浩蔵先生・福井県鯖江藩出身の矢代操先生がそれぞれ『青雲の志』を胸に上京し、明治法律学校を開校したことを紹介。「明治大学の『権利自由』『独立自治』という建学の精神は、3名の創立者が刻苦研鑽に励んだ、そうした気迫に裏打ちされている」と本学の成り立ちに言及した上で、「グローバル社会では論理的な思考力が求められている。他からの指示を待つのではなく、自らの夢の実現に向けて主体的に学ぶことこそ、学問するということ」と新入生に呼びかけた。
さらに、「グローバル社会で求められるもうひとつの素養は、人として尊敬されること。世界中の人々と『平和と豊かさ』を共有し、共生するには、専門知識や語学のみならず、異文化理解や人類愛への共感など豊かな教養に裏打ちされた『人間力』が必要だ。旺盛な好奇心を持って、多くを学んでほしい」と新入生を力強く激励。「時代こそ違うとは言え、本学創立者たちが未来を求めて立ち向かった困難は、“奮闘を通じて克服される”という点で、現代の皆さんの未来開拓に共通する。創立者3名の気概を胸に、『知の森、明治大学』に分け入って、大きく成長を遂げ、輝かしい未来を開拓してほしい」と結んだ。
続いて日髙憲三理事長が祝辞に立ち、入学を祝した上で「明治大学は、卒業生総数50万人を超える伝統と歴史ある大学。高等教育機関の使命と役割を強く自覚し、『世界に貢献する大学、世界に誇れる大学』を創ることを誓い、全学を挙げて改革に取り組んでいる」とした。
さらに、「『個』を強めるとは、責任感、情熱、積極性、使命感、知恵およびリーダーシップといった個性を磨くこと」とし、「この変化の時代、在学中に学業や課外活動を通じて生涯の友を見つけ、その仲間と明治大学での一体感を味わってほしい。長い人生において出会いは一瞬かもしれないが、そこから得られる『絆』は一生の財産となる」と述べ、学生生活を通じた新入生の逞しい成長を祈念した。
新入生宣誓には、午前の部は農学部の染谷昌亮(そめや・よしあき)さんが、午後の部では政治経済学部の小池祥吾(こいけ・しょうご)さんが、新入生を代表して登壇。
染谷さんは「これからの世の中で、特出した『個』は強みになる。『個』を磨き、世界を視野に入れた目標を設定し、地域、国、ひいては世界を支える人間となるべく、勉学に励んでいく」と述べた。
小池さんは、昨年の東日本大震災での自身の被災経験を挙げながら、「被災地の復興と、これからの日本の再生を担っていくのは私たち。ここにいる仲間たちと切磋琢磨しながら、強固な意志を持って前進していきたい」と、それぞれ明治大学の一員としての自覚と誇りを胸に、実りある学生生活を送ることを誓った。
式典はその後、今日から始まるキャンパスライフのイメージ動画に、期待を新たにした参列者一同による校歌斉唱で締めくくられ、新入生は明大生としての第一歩を力強く踏み出した。
告辞を述べた福宮賢一学長は、まず難関を突破して明治大学へ入学したことを祝した。
続けて本学の創立者、鳥取県鳥取藩出身の岸本辰雄先生・山形県天童藩出身の宮城浩蔵先生・福井県鯖江藩出身の矢代操先生がそれぞれ『青雲の志』を胸に上京し、明治法律学校を開校したことを紹介。「明治大学の『権利自由』『独立自治』という建学の精神は、3名の創立者が刻苦研鑽に励んだ、そうした気迫に裏打ちされている」と本学の成り立ちに言及した上で、「グローバル社会では論理的な思考力が求められている。他からの指示を待つのではなく、自らの夢の実現に向けて主体的に学ぶことこそ、学問するということ」と新入生に呼びかけた。
さらに、「グローバル社会で求められるもうひとつの素養は、人として尊敬されること。世界中の人々と『平和と豊かさ』を共有し、共生するには、専門知識や語学のみならず、異文化理解や人類愛への共感など豊かな教養に裏打ちされた『人間力』が必要だ。旺盛な好奇心を持って、多くを学んでほしい」と新入生を力強く激励。「時代こそ違うとは言え、本学創立者たちが未来を求めて立ち向かった困難は、“奮闘を通じて克服される”という点で、現代の皆さんの未来開拓に共通する。創立者3名の気概を胸に、『知の森、明治大学』に分け入って、大きく成長を遂げ、輝かしい未来を開拓してほしい」と結んだ。
続いて日髙憲三理事長が祝辞に立ち、入学を祝した上で「明治大学は、卒業生総数50万人を超える伝統と歴史ある大学。高等教育機関の使命と役割を強く自覚し、『世界に貢献する大学、世界に誇れる大学』を創ることを誓い、全学を挙げて改革に取り組んでいる」とした。
さらに、「『個』を強めるとは、責任感、情熱、積極性、使命感、知恵およびリーダーシップといった個性を磨くこと」とし、「この変化の時代、在学中に学業や課外活動を通じて生涯の友を見つけ、その仲間と明治大学での一体感を味わってほしい。長い人生において出会いは一瞬かもしれないが、そこから得られる『絆』は一生の財産となる」と述べ、学生生活を通じた新入生の逞しい成長を祈念した。
新入生宣誓には、午前の部は農学部の染谷昌亮(そめや・よしあき)さんが、午後の部では政治経済学部の小池祥吾(こいけ・しょうご)さんが、新入生を代表して登壇。
染谷さんは「これからの世の中で、特出した『個』は強みになる。『個』を磨き、世界を視野に入れた目標を設定し、地域、国、ひいては世界を支える人間となるべく、勉学に励んでいく」と述べた。
小池さんは、昨年の東日本大震災での自身の被災経験を挙げながら、「被災地の復興と、これからの日本の再生を担っていくのは私たち。ここにいる仲間たちと切磋琢磨しながら、強固な意志を持って前進していきたい」と、それぞれ明治大学の一員としての自覚と誇りを胸に、実りある学生生活を送ることを誓った。
式典はその後、今日から始まるキャンパスライフのイメージ動画に、期待を新たにした参列者一同による校歌斉唱で締めくくられ、新入生は明大生としての第一歩を力強く踏み出した。
2012度 入学者数
学部 | |
---|---|
法学部 | 920 |
商学部 | 1,069 |
政治経済学部 | 1,108 |
文学部 | 698 |
理工学部 | 1,051 |
農学部 | 587 |
経営学部 | 647 |
情報コミュニケーション学部 | 441 |
国際日本学部 | 311 |
学部計 | 6,832 |
大学院 | 前期 | 後期 |
---|---|---|
法学研究科 | 20 | 2 |
商学研究科 | 32 | 5 |
政治経済学研究科 | 42 | 7 |
経営学研究科 | 35 | 5 |
文学研究科 | 52 | 17 |
情報コミュニケーション研究科 | 8 | 4 |
理工学研究科 | 362 | 14 |
農学研究科 | 92 | 8 |
教養デザイン研究科 | 15 | 3 |
先端数理科学研究科 | 11 | 6 |
国際日本学研究科 | 26 | — |
大学院計 | 695 | 71 |
法科大学院 | |
---|---|
法務研究科 | 131 |
専門職大学院 | |
---|---|
ガバナンス研究科 | 42 |
グローバル・ビジネス研究科 | 63 |
会計専門職研究科 | 43 |
専門職大学院計 | 148 |
総計 | 7,877 |