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2012年度「科学研究費助成事業」241件(過去最高)が採択される

文部科学省および独立行政法人日本学術振興会から、2012年度の科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)の交付内定が発表された。明治大学の2012年度の採択件数は241件(前年度比4件増)で過去最高を記録、金額は新規と継続分を合わせ4億5435万円(同3452万円減)だった。

科学研究費助成は、人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成が行われる我が国最大規模の研究助成制度で、社会の困難や障害を突破する画期的な研究成果を多く生み出しており、それらが今日、私たちの暮らしに大いに役立っている。

昨年度から基金化による制度改正「独立行政法人日本学術振興会法の一部を改正する法律」が施行され、新規採択分の「基盤研究C」「挑戦的萌芽研究」「若手研究B」は、会計年度にとらわれない契約や、研究の進展に合わせた研究費の前倒し、次年度使用など、柔軟な執行が可能となった。さらに本年度採択の「基盤研究B」「若手研究A」も基金化されることになった。