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明大町づくり道場 3年目の活動がスタート

学生たちに宛てた手紙を読み上げる宇崎氏 自己紹介で意気込みを語る道場生(学生)

お茶の水・神保町界隈の町おこしを目指す明大生有志の組織「明大町づくり道場」は5月26日、駿河台キャンパスで新メンバーの初顔合わせ(キックオフミーティング)を行った。作曲家でミュージシャンの宇崎竜童氏(1969年法卒)を“道場主”とする同組織は、発足3年目。宇崎氏が総合プロデューサーを務める「お茶の水JAZZ祭」など、駿河台キャンパス周辺で開催される各種イベントの企画・運営に今後携わっていく。

今年、“道場生”として参加する学生は、新規・継続を合わせて40人。ミーティングの冒頭、宇崎氏は「大学生活は勉学に勤しむためだけのものではない。町づくり道場は自分と向き合い、まっすぐに、一途に生きるための寄り合いである。(道場での経験をもとに)君たちには、誇り高き社会人として未来を担ってほしい」と用意した手紙を読み上げ、学生たちは真剣な表情で聞き入っていた。

続いて、地元商店街のほかスポーツ店・楽器店・古書店など、地元イベントを主催する関係者たちが自己紹介と活動説明を行い、最後に、学生が一人ひとり自己紹介。「お茶の水を盛り上げることに少しでも貢献したい」「自分自身を成長させたい」「怠惰な生活を送っている自分を変えたい」などと、それぞれの抱負を語った。

3年連続の参加となる学生代表の竹生裕喜さん(情コミ3)は「1、2年目で地域の方々とは深い関係を築けた。基本的に活動は1年ごとに完結するが、今年は5年後、10年後につなげることを意識して3、4年生で引っ張っていきたい。もちろん来年も参加します」と意気込んでいた。

「お茶の水JAZZ祭」は、10月7日に開催。その他、宇崎氏が出演する東日本大震災のチャリティーライブや、「神田古本まつり」「神田スポーツ祭り」など、町づくり道場が企画・運営に携わる地元イベントが6月以降から秋にかけて順次開催される。