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「高校教員説明会」を開催

良い大学環境のため努力を続けると伊藤副学長 新学部となる総合数理学部の説明会には多くの教員が参加した

明治大学は6月2日、2012年度入学試験において一定数以上の志願者があった首都圏の高等学校と地方重点校の進路指導担当教員を招いて、明治大学の教育への取り組みの現状と、今後目指すべき教育について理解を深めてもらうことを目的として、駿河台キャンパス・リバティタワーで『2012年度高校教員説明会』を開催。約300の高校が参加した。

会に先立ちあいさつに登壇した伊藤光副学長は「グローバル化に対応し、留学生の受け入れ、送り出しに力を入れ、世界で活躍できる幅の広い人材を育てる」と明治大学の使命を力強く述べた上で、和泉キャンパスの新たな図書館、黒川農場、建設の進む中野新キャンパス、駿河台C地区の教育環境整備の現状を紹介した。

リバティホールで行われた全体説明会では、例年の来年度入試の変更点、本年度入試の振り返り、就職状況に加え、新学部開設および中野キャンパスの説明が行われた。

その後は学部毎に各教室に別れて、学部概要・カリキュラムなどの説明や、個別相談が行われた。

説明会に参加した、多摩大学目黒中学校・高等学校の老谷錬太郎教諭(2005年理工学部卒)は、「新設される総合数理学部は、数学が世の中の現象とどう結びつくのかを学べる点が非常に面白い」と感想を述べ、「今の高校生は、将来何がやりたいかを考えて大学や学部を選ぶ。教員もさまざまな情報収集が必要で、今日の説明会は非常に参考になった」と満足げだった。

情報コミュニケーション学部の説明会に参加した都立豊島高校の沖奈保子教諭(1999年文学部卒)は、「学生による研究発表を聞き、実際にどういうことをしている学部なのか理解できた。今日見聞きしたことを生徒に還元したい」と意欲を掻き立てられた様子で、明治大学全体のイメージについても「前に進んでいる印象」と母校の発展に目を細めていた。