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国家公務員総合職試験に14人が合格

高い志を胸に、難関を突破した学生たち

人事院は6月25日、中央省庁の幹部候補となる平成24年度の国家公務員採用総合職試験の合格者を発表した。明治大学からは14人が合格(前年度11人)し、うち女子は7人(前年度なし)が合格した。

明治大学の合格者の試験区分別の内訳は、院卒者試験で行政2人(1)、工学1人の計3人(1)。大卒程度試験で政治・国際2人(1)、法律4人(1)、経済2人(2)、工学1人(1)、化学・生物・薬学1人、森林・自然環境1人の計11人。合計14人が合格した。※カッコ内は女子で内数

従前の国家1~3種試験が見直され、人材供給構造の変化などを踏まえ、多様で有為な人材確保を目指し「総合職試験」「一般職試験」に再編された新試験制度の下、初の実施となった今年度の試験の申込者数は、2万3881人(前年度旧制度国家Ⅰ種比3686人減)、合格者数1326人(同64人減)で、申込者総数に対する倍率は18.0倍(同1.8ポイント減)となった。女性の合格者数は306人(同32人増)。合格者の出身学校数は93校で、10人以上の合格者を出した大学は22校だった。

合格者は、最終合格者発表日の翌々日から行われる各府省による面接などを経て、おおむね2013年4月に採用される。

国家試験指導センター 合格者へ報奨金授与

「支えてくれた全ての方々のおかげ」と大瀧さん

明治大学国家試験指導センター行政研究所は7月27日、2012年度国家公務員総合職試験に最終合格した同センター所属学生への報奨金授与式を、駿河台キャンパスリバティタワー23階の岸本辰雄ホールで執り行った。

授与式に臨んだ福宮賢一学長は、一人ひとりに目録を手渡した後、創立者の理念に触れながら「高い志を抱き、国民のために奉仕をする気持ちを忘れないでもらいたい」と激励した。

式典の冒頭であいさつした同行政研究所の小西德應所長(政治経済学部教授)は「採用が減らされる逆風の中、戦後一番多くの合格者を輩出できたのは、国家試験指導センターの整備と、皆さんの努力が結びついた結果だ」と合格者の健闘を称えた上で、「良き公務員として職務に従事することはもちろん。明治大学の良き伝統でもある、後輩の指導にも力を入れてほしい」と期待を込めた。

合格者を代表して答礼した大瀧奏子さん(文4)さんは、「感謝の心を生涯忘れず、謙虚な心で研鑽を続け、明治大学の名に恥じぬよう、行政官として国のために全身全霊で使命を果たす。そして、後に続く後輩たちの目標となり、助力となることを誓う」とこれからの決意と抱負を力強く述べた。