明治大学政治経済学部との学部間学生交流の協定(2011年8月10日締結)に基づき本年6月、タイ国シーナカリンウィロート大学へ4人の明大生が10カ月間の交換留学生として、初めて送り出された。そのうちの一人である大串渉さん(政治経済学部3年)からこの度、留学生活レポートが寄せられたので紹介する。
タイ国・シーナカリンウィロート大学に留学して
シーナカリン大クロックタワー前で。明治大学から留学した4人、いずれも政治経済学部左から鈴木和也(2年)、瀧川唯(4年)、大串渉(3年・本人)、山下大地(3年) シーナカリン大の仏教行事 同大付属パトゥムワン高校での交流事業 タイ王国紫紺会の先輩たちと
大串 渉(政治経済学部3年)
私が通うシーナカリンウィロート大学は、バンコクの中心に位置する大学です。大学のキャンパスはバンコクの中心地にありながら緑も多く、時計台とグラウンドを中心として各学部のビルが林立しており、のびのびと学生生活を送れる環境が整っています。もちろんキャンパスの外はバンコクの中心です。料理、雑貨、ファッション、家具、あらゆる商品が道端、店内、ショッピングモールにひしめき合い、バンコクを活気溢れる都市にしています。
勉強については、英語の講義を受けながら、タイ語の学習も並行して行っています。教室を後にした瞬間からタイ語にあふれた環境で実践して学ぶことができるので、日本国内で学ぶよりもはるかに早く上達することができます。実際、私も含めた明治大学の留学生4人も、タイに来てからタイ語の勉強を始めましたが、1カ月半でタイ人の学生との簡単な会話であれば、問題なく受け答えできるようになりました。日本に帰る頃にどれだけ上達しているかとても楽しみです。語学学習と大学の講義を並行してこなす事は大変ではありますが、週末はタイの友人と出かけるなど、なによりタイの人々の優しさに触れる、とても充実した日々を過ごしています。
タイ留学の楽しみの一つは、明大卒の先輩方で組織されているタイ王国紫紺会バンコク支部をはじめとする数多くの日本人の方との出会いです。タイは日本人留学生の数は少ないですが、お仕事などで来られる方は数多くいらっしゃいます。紫紺会主催の懇親会をはじめとして勉強会などに積極的に参加して、日系企業の駐在員として働く方や、こちらで事業を興している方、さらに東南アジアを研究されている大学教授など、日本では会えないような方々と数多くお会いして、お話を伺う機会を頂いています。
タイへの留学について誰かに話をすると、「なんでタイなの?」と言われることがよくあります。確かにアジア、特に東南アジアへの留学は英語圏への留学に比べて学生の間であまりポピュラーでないのも事実です。しかし、国際的に活躍する人材を企業が求める中で、英語を話せる学生は珍しいものではなくなってきています。日系企業も数多く進出しており、現地語を話す人材の需要も高いタイの言語を習得することは、他の学生との差別化を図る上で最適な武器になるといえます。今まさに経済的に発展している国でその現地語を学び、英語で講義を受けて現地の学生と切磋琢磨できる機会など、そうあるものではありません。国際ビジネスで活躍する事を目指す明大生は英語圏だけでなく、タイをはじめとする東南アジアへの留学を考えてみてはいかがでしょうか。
10カ月の留学生活はあっという間です。私達1期生が大きく成長し、アジアで活躍する人材となって帰国できるよう、これから一層精進していく所存です。
私が通うシーナカリンウィロート大学は、バンコクの中心に位置する大学です。大学のキャンパスはバンコクの中心地にありながら緑も多く、時計台とグラウンドを中心として各学部のビルが林立しており、のびのびと学生生活を送れる環境が整っています。もちろんキャンパスの外はバンコクの中心です。料理、雑貨、ファッション、家具、あらゆる商品が道端、店内、ショッピングモールにひしめき合い、バンコクを活気溢れる都市にしています。
勉強については、英語の講義を受けながら、タイ語の学習も並行して行っています。教室を後にした瞬間からタイ語にあふれた環境で実践して学ぶことができるので、日本国内で学ぶよりもはるかに早く上達することができます。実際、私も含めた明治大学の留学生4人も、タイに来てからタイ語の勉強を始めましたが、1カ月半でタイ人の学生との簡単な会話であれば、問題なく受け答えできるようになりました。日本に帰る頃にどれだけ上達しているかとても楽しみです。語学学習と大学の講義を並行してこなす事は大変ではありますが、週末はタイの友人と出かけるなど、なによりタイの人々の優しさに触れる、とても充実した日々を過ごしています。
タイ留学の楽しみの一つは、明大卒の先輩方で組織されているタイ王国紫紺会バンコク支部をはじめとする数多くの日本人の方との出会いです。タイは日本人留学生の数は少ないですが、お仕事などで来られる方は数多くいらっしゃいます。紫紺会主催の懇親会をはじめとして勉強会などに積極的に参加して、日系企業の駐在員として働く方や、こちらで事業を興している方、さらに東南アジアを研究されている大学教授など、日本では会えないような方々と数多くお会いして、お話を伺う機会を頂いています。
タイへの留学について誰かに話をすると、「なんでタイなの?」と言われることがよくあります。確かにアジア、特に東南アジアへの留学は英語圏への留学に比べて学生の間であまりポピュラーでないのも事実です。しかし、国際的に活躍する人材を企業が求める中で、英語を話せる学生は珍しいものではなくなってきています。日系企業も数多く進出しており、現地語を話す人材の需要も高いタイの言語を習得することは、他の学生との差別化を図る上で最適な武器になるといえます。今まさに経済的に発展している国でその現地語を学び、英語で講義を受けて現地の学生と切磋琢磨できる機会など、そうあるものではありません。国際ビジネスで活躍する事を目指す明大生は英語圏だけでなく、タイをはじめとする東南アジアへの留学を考えてみてはいかがでしょうか。
10カ月の留学生活はあっという間です。私達1期生が大きく成長し、アジアで活躍する人材となって帰国できるよう、これから一層精進していく所存です。