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ズームアップ〈第507回〉エースが惜しくも4回戦敗退

4回戦で敗れてしまった足達(右)

剣道部 足達 翔太

足達翔太主将(政経4)はこれまでチームを引っ張るエース的存在だった。2年次の関東学生優勝大会ではチームを準優勝に導く。さらに、昨年の全日本学生選手権では13年ぶりとなるベスト8入りを果たす。それだけに今年の全日本学生選手権では「大丈夫。期待には応えましょう」(栗原崇監督)と期待も大きかった。

しかし「慎重になりすぎた」(足達)。3回戦までは順調に勝ち進み、4回戦で秀徳(法大)と対戦。延長戦にもつれる熱戦を繰り広げる。しかし、相手のメンをあと一歩のところで回避することができずに敗北。4回戦敗退と昨年の成績を下回る結果に。「今大会に懸けていた。優勝すると思っていた」(栗原監督)と優勝も射程圏内だっただけに、悔しさの残る大会となった。足達は試合後に「今のままでは勝てない。8月中に強化を」と危機感を募らせた。今大会の悔しさをバネに、9月に行われる関東学生優勝大会での巻き返しに期待したい。

(あだち・しょうた 政経4 九州学院高 170cm・75kg)

文・写真 加藤ゆり子(情コミ1)