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商学部 JTB社長に学生が新規事業提案

熱い提案に、本気で応える川村社長

商学部とJTB法人東京との産学連携による講座「サービス新事業開発の考え方とその手法を学ぶ」(担当=菊池一夫商学部教授)を受講した学生62人は9月12日、駿河台キャンパスアカデミーコモンで、これまでの半年間におよぶ学習成果として同社の川村益之社長らを招き「旅」に関する新規事業の提案を行った。

本講座は、商学部の前期科目「特別テーマ実践科目」の一つで、同社事業開発部長の久保田達之助氏を講師に迎え、旅行業界の現状や課題について講義を受けたのち、各グループにわかれて「旅」に関する新規事業プランを作成した。

この日のプレゼンテーションでは「LCC×JTB」「トラベルファッション事業」「路線ミスコンの開催」など、学生ならではの幅広い視点から生まれた新鮮な着想が披露された。また、特別に受講が許可されていた農学部の学生を交えた混合班では「食と旅」をテーマに学問の垣根を越えた斬新な提案もされた。

それぞれの提案が終わるたびに、「市場規模」や「利益に対する根拠」など、プロ目線からの質問がされ、教室内は熱気と緊張感に包まれていた。

終了後、川村社長は「毎年驚かされます。今年も皆さんのプレゼンはとても素晴らしいものだった」と総評した上で、「プレゼン能力は社会人に求められる大切な能力。これからは日本だけでなく海外とも競争しなければならない時代。自分の強みを見つけ、表現できるようになってください」と激励した。

なお、今回の成果発表で1位となったテーマ「LCC×JTB」を発表したBチームは、10月28日に本学で行われる、早大・慶応他大学が参加する新事業提案コンテストに出場する。