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「フランス企業フォーラム」初開催

会見場で来年度の開催が早くも決定された

就職キャリア支援部は、在日フランス商工会議所(CCIFJ)と共催で10月18日、駿河台キャンパスアカデミーコモン2階で、今回が初めてとなる「第1回フランス企業フォーラム2012」を開催した。

これは日本に拠点を置くグローバル企業の実情を知らせるために、フランスと縁のある有名なグローバル企業14社(60人)を招き、企業説明会やブースを設けて個別相談に応じるもので、明大生のみならず他大生や社会人など、約500人が来場した。

企業説明会や個別相談ブースでは、各企業のスタッフが会社の特徴やグローバル企業で働くための心得などを紹介。訪れた学生は「外資は、宣伝もグローバルだし、サッカーチームをつくったり規模の大きさに驚いた」「外資系がどのような会社なのか、まったく分らなかったが少しイメージができた」など各々の収穫に満足していた。

当日、同会場で行われた記者会見には、福宮賢一学長、在日フランス商工会議所会頭のベルナール・デルマス氏、ヴァレオグループ代表取締役 の齋藤隆次氏、サンゴバン株式会社副代表のフランソワ・ザビエ・リエナール氏、ロンシャン・ジャパン株式会社マーケティング・PR&コミュニケーション部シニアマネージャーの寺田祐子氏、株式会社エア・リキード・ラボラトリーズ代表取締役社長の飯田和利氏の計6人が登壇した。

会見の冒頭でベルナール氏は「今回のフォーラムでは、日本で活躍するグローバル企業がたくさん参加しています。エネルギーに溢れた優秀な学生が、このフォーラムをきっかけに世界へ羽ばたくことを願います」とあいさつした。

続いて福宮学長が「本フォーラムが、学生の皆さん自らの視野を広げ、新たな価値観の造成や国際色豊かな人材への成長の一翼を担う場になることを願う」と今回のフォーラムへの期待を示した。

各企業の代表者あいさつが終わると、質疑応答が行われ、取材陣から「グローバル人材とは、どのような人を指すのだろうか」との質問に、「もちろん語学力は必要であるが、流暢である必要はなく、それ以上に周りの人間と上手くやっていくコミュニケーション力が大切」(寺田)、「海外へ出ればグローバルな状況は、必然的にそこにあるもの。色々な国の人たちとうまくやっていく能力が必要」(フランソワ)、「世界に出る前に、自分の国をもっとよく知ってほしいと思う。伝承することを大切にしてほしい」(齋藤)、「世界のなかでも、他の人を納得させられる言葉と行いができる人。隣の人がライバルでは無く、世界の人々がライバルと思うほどの視野の広さをもってほしい」(飯田)などそれぞれ豊かな経験を踏まえて回答した。

続いて「日本の学生、特にグローバルリーダー養成に力を入れる明大生に、どのような期待を持つか」とフランス人であるベルナール氏とフランソワ氏に質問が向けられると両氏は、「明大生は、元気がよい。モチベーションの高い学生が多く、眼がキラキラしている、このフォーラムを機に世界でも活躍してほしい」と評価しエールを送った。

福宮学長とベルナール氏は、来年も「第2回フランス企業フォーラム2013」を開催することを会見の席上決定し、発表した。

  • 在日フランス商工会議所
    1918年設立、日本でいちばん長い歴史をもつ外国商工会議所。現在500社の会員企業が参加している。企業の人材育成や人材発掘に力を入れている。日本の大学生向けに「フランス企業フォーラム」を開催したのは今回が初めて。