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高校・大学連携フランス体験講座 フランス人の「作り方」

フランスでは文化が国家を発展させると考えられているために、芸術教育が推進されていると発表

文学部フランス文学専攻は10月6日、在日フランス大使館とアンスティテュ・フランセ日本の後援を得て、駿河台キャンパスリバティタワー1011教室で高校・大学連携フランス体験講座「フランス人のつくり方」を開催。高校生30人を含む約100人が参加した。

この高大連携フランス体験講座は、高校でフランス語を学んでいる高校生との交流を目的としているもので、今回が3度目の実施となる。今年度の講座は、フランス教育事情を取り上げ2部構成で開催した。

第1部は、7組の高校生がフランスの教育について調べた成果を、趣向を凝らして発表した。内容は、日仏の教育に対する意識の違い、センター試験とバカロレア(日本の大学入試にあたるもの)の比較、フランスで芸術教育が盛んな理由、飛び級や落第制度などがある小学校教育の特色、道徳教育から生まれる国民性の差異など、多岐にわたった。

第2部は、「フランスの教育のその現場をめぐって」をテーマに、広島大学のレヴィ・アルヴァレス・クロード教授が基調講演を行った。次に文学部のフランス文学専攻の学生たちが「映像で見るフランスの教育現場」と題し、学校教育の現場を取り上げたフランス映画の抜粋を見ながら、フランス教育の特色を発表した。 最後に、リセ・フランコ・ジャポネ・ド・東京教員のセリーヌ・ハダッド氏が、「『伊豆の踊子』の冒頭部分をフランス流に分析してみる」というモデル授業を行った。