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ズームアップ<第510回> シーズン初戦で高山が優勝

初披露となったFSの演技

スケート部 (フィギュア部門) 高山 睦美

フィギュアスケートのシーズンが開幕した。初戦となる東京選手権、シニア女子では高山睦美が優勝した。

SP(ショートプログラム)は一昨年、昨年とプログラムを変えずに挑んだ。「気に入っているし、滑りやすいから」と滑り慣れたプログラムで51.55と高得点を出し、SP1位につける。

FS(フリースケーティング)では1カ月前にできたという新しいプログラムを初めて披露した。演技序盤、2度のコンビネーションジャンプをきれいに決める。だが「まだ滑り込めていない」と言うように、後半のジャンプは回転不足や着氷の乱れで決めることができなかった。点数は伸びなかったがFSも1位となり、合計134.45で優勝を飾った。

「1位はうれしいけど、内容が良くない」と優勝にも笑顔はなかった。11月上旬には全日本選手権の予選会である東日本選手権を控えている。「反省点がたくさん見つかった。東日本に向けて調子を上げていきたい」と意気込んだ。

(たかやま・むつみ 商4 麹町女子 146cm)

文・写真 竹浪香乃子(政経3)