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ホームストレッチに入った入試広報活動

卒業生との相談コーナーではUターン就職の話も(広島県)

いよいよ2013年度の入試を目前に控える12月。入学センター副センター長の鳥居高・副教務部長(商学部教授)に、今年度のオープンキャンパスや明治大学フェスタ!など、入試広報活動全般を振り返ってのご寄稿をいただいた。

2013年度の入試広報活動は、5月のスタートからオープンキャンパスという大きな行事を通過し、トラック競技でいえば、ホームストレッチから年明け2月の一般入試というゴールへ向かっています。

スタートから第2コーナーは、5月初旬のアドミッションアドバイザー研修からオープンキャンパスまで。入試広報活動を担う専任職員からなるアドバイザー研修会を合図にして、高校教員説明会、主要都市では「東京12大学進学相談会」、さらに高校訪問、予備校での大学説明会など146人のアドバイザーを中心に、全学的な入試広報活動が展開されました。

第2コーナーからバックストレッチにあたるのが、オープンキャンパスです。今年度は8月2日の駿河台から9月15日の和泉まで、生田を含め3キャンパスで計7日間行われ、昨年度よりも3751人多い5万4698人が来校されました。来校者数は配布物をベースにカウントしています。会場で見ている限り、1人の学生に対し、保護者が同伴するケースが多いことから、実人数はその2~3割増の6万人強には達したと思われます。

オープンキャンパスでの近年の大きな課題は2つありました。

1つ目は来場者の安全対策(事故などの予防)です。これは、各部門の皆さまのご協力とご尽力のおかげもあり、事故なく、無事に終了することができました。

2つ目は各プログラム参加者の「満足度を上げること」です。来場者のアンケートを見ると、「教職員の姿から大学の雰囲気がよくわかった」「学生スタッフが親切で、本音トークコーナーがおもしろかった」「1、2年生向けプログラムが役に立った」「(生田の)研究室訪問が楽しかった」など、好感をもって受け止められる一方で、「混んでいて落ち着いて説明が聞けなかった」など課題も残りました。

なお、本年度の様子はDVD化されていて、学内外で利用可能ですし、明治大学iTunesUからご覧いただくことも出来るようになっています。

晩秋から初冬にかけては第3コーナーにあたります。この時期は、受験生が志望校を本格的に絞ることから、広報活動も一般入試受験生が主な対象となります。図示したとおり、近年の傾向として明治大学の受験者は、東京都と近隣3県からなる首都圏からの志願者が65%を占めていますが、全国から多様な人材を求める明治大学では、地方、特に全学部統一入試会場である6都市での広報活動も重要と考えています。そこで、10月最終週からは3週間連続で、地方都市版オープンキャンパスと位置づけた「明治大学フェスタ!」を開催しました。会場では、大学や入試の説明、個別相談といった定番メニューに加え、地元色を出すために『地元高校出身の現役学生の相談コーナー』という特色あるプログラムを実施しました。また、札幌、大阪、広島では、地元校友会の協力も得て実施したほか、すべての会場に教務部長および副教務部長が参加して、教員の生の声とともに、明治大学の教育と熱気を届けるよう努めました。参加者は昨年をやや上回る1453人の入場者でした。

そして、いよいよホームストレッチに入ります。全学や地方からの一層の協力を得て、ゴールまで一気に走っていきたいと思っています。皆さまのさらなるご協力をお願いいたします。