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日本・オマーン外交樹立40周年特別講演会

開催にあたってあいさつした安倍名誉会長

日本・オマーン協会と駐日オマーン大使館は明治大学国際総合研究所の後援により10月16日、駿河台キャンパスリバティホールで日本とオマーンの外交樹立40周年を記念して、「日本・オマーン外交樹立40周年特別講演会」を開催。約200人の聴衆が参加した。

講演会の冒頭には、日本オマーン協会の名誉会長である安倍晋三氏(自民党総裁)もあいさつに立ち、オマーンが地政学的・国際政治の面でも、日本にとって大変重要な国であることを説明した上で、「同じ海洋国家としても、産業・教育などさまざまな側面において、協力関係を築いていくことが重要だ」と述べ、講演会を通じて、日本とオマーンがさらに強い友情で結ばれることを祈念した。

第1部の講演会では、スルタン・カブース大学のアリ・アル・ビマニ副総長が特別講演。続けて、東京大学名誉教授であり、国際関係史とイスラーム地域研究が専門の山内昌之明治大学特任教授が基調講演を行った。

第2部は、ノンフィクション作家の河添恵子氏をコーディネーターに、国際協力銀行執行役員でインフラ・ファイナンス部門長の前田匡史氏、早稲田大学理工学術院の大野髙裕教授、平和・安全保障研究所の西原正理事長がパネルディスカッションを行った。

プログラムの最後には、明治大学国際総合研究所の林良造所長が閉会の辞に続け「孤立しない中で、解決策を提示することが大切だ」と感想を述べた。