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エコキャップ週間イベント「キャップからはじまる未来」を開催

武田理事へエコキャップ回収活動などを報告 防災マップは、損保会社も注目する完成度

ペットボトルのキャップを集めてワクチンに換える『エコキャップ活動』について知ってもらおうと、明治大学駿河台ボランティアセンターに所属するエコキャップ班に所属する学生30人は、11月5~9日の5日間、駿河台キャンパスリバティタワー1階のエントランスで「エコキャップ週間」を実施。計2万340個のキャップ(ワクチン25人分)を回収した。期間中は、エコキャップがワクチンになるまでの説明ポスターが掲出された他、キャップ1個で1回くじが引ける抽選会や、10月中旬に開催されたホームカミングで子供たちが作ったエコキャップアートの展示などが行なわれた。

2日目となる11月6日には、武田宣夫財務担当常勤理事らが現場を視察、日ごろの学生たちの活動に感謝の言葉を述べた。学生たちは、今回のイベントをフェイスブックなどで周知した他に、大学から古紙をもらい受けてチラシを作成して、地元商店街などの協力を得て配布したことなどを報告。「一人でも多くの人(仲間)に活動を知ってもらい、広がって欲しい。キャップを回収することで、命を救うことができる。キャップには価値があることを知って欲しい」と訴えた。

エコキャップ班の活動は、学内などに設置したペットボトルキャップ回収ボックスを巡回してキャップを収集し、回収業者を通じてJVC(世界の子どもにワクチンを日本委員会)に寄付するもの。キャップは建築資材としてリサイクルされ、その収益金が途上国の子どもたちにワクチンとして送られる。エコキャップ800個で20円、1人分のワクチンになる。

また、週に一度、学内をくまなく歩いてキャップを回収している彼らは、班の中に“防災探検隊”を組織。自分たち(学生)自身の目線からのリバティ防災マップなどの作成にも取り組んでいる。その取り組みは本格的で、消防署での消火訓練への参加に止まらず、学内防災部署との意見交換や、消火器の位置確認などに及ぶ。8月には、留学生へも配慮した英語表記入りのリバティ防災マップを完成させ、関係者への披露会も行なった。