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ズームアップ〈第511回〉一般入部から急成長 駆け抜けた充実の4年間

急成長を見せ、有終の美を飾った小嶋

ゴルフ部 小嶋 一郎

充実の4年間だった。全国から12校が出場する信夫杯争奪日本大学対抗戦で明治大学が5位に入賞した。中でも小嶋一郎(法4=サレジオ学院)は2日目には73をマークし、上位進出に貢献した。

有終の美を飾った。2日目の最終18番パー5。「これで最後だと4年間が走馬灯のように頭を巡った」と、万感の思いで放ったティーショットはフェアウェイをキープ。3打目をピンそば3メートルに乗せ、このホールをバーディーに。学生最後のホールを笑顔で締めくくった。

本人も驚くほどの急成長だ。「ここ3カ月調子が良い」と、チームトップの成績を残した秋季リーグ戦からの好調を維持。榎本監督も「一般入部だけど推薦組に負けていない」と、小嶋の成長に目を細めた。

試合後のインタビューで小嶋はこう話した。「濃い4年間だった。自分が下のときより、今の下級生は一段とうまいと思うので、もっと上を目指して欲しい」。後輩に思いを託し、充実の4年間を終えた。

(こじま・いちろう 法4 サレジオ学院高 174cm 68㎏)

文・写真 桑原幹久(情コミ2)