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連合駿台会 学術賞・学術奨励賞 3研究者を表彰

左から、澁谷教授、関口准教授、山口会長、日髙理事長、福宮学長、西川教授 受賞者を代表して西川教授が講演

第19回連合駿台会の学術賞・学術奨励賞の授賞式および受賞記念講演会が1月16日、駿河台キャンパスアカデミーコモンで催された。

同賞は、経済界で活躍する明大校友の親睦団体である連合駿台会(会長=山口政廣氏)が明大教員の優れた研究を表彰するもの。 

今年度の学術賞(副賞50万円)は、政治経済学部の西川伸一教授、情報コミュニケーション学部の関口裕昭准教授、農学部の澁谷直人教授の3人が受賞した。なお、若手教員を対象とする同学術奨励賞(副賞30万円)の該当者はなしだった。

授賞式に先立ち行われた学術賞受賞記念講演会の冒頭にあいさつに立った山口会長は、文部科学省の政策や、世界と比べて日本の論文数が減っていることなどに触れ、「連合駿台会が、発信する大学として、明大の先生方の研究を少しでも支援したい」と意気込みを語った。さらに続けて、「若手研究者を対象とする奨励賞の該当者が出なかったのは残念」と述べ、若い研究者の奮起を促した。 

続いて西川教授が、「第22回最高裁判所裁判官国民審査の結果をどうみるか」と題し記念講演を行った。西川教授は、昨年12月16日に第46回衆議院総選挙の際に実施された第22回最高裁判所裁判官国民審査について、過去の特徴的な同審査の結果分析資料を提示しながら、「これまでに罷免された裁判官はいない(=結果が分かっている)。だからといって、その制度がムダであるとは限らない。国民審査は定期的に国民に最高裁の存在を思い起こさせ、審査される裁判官には×(バツ)票にこめられた民意から自省を迫る大きなきっかけになっている」と研究成果の一端を披露した。

会場を移して行われた授賞式では、福宮賢一学長から賞状が、山口会長から像と賞金目録が受賞者に手渡された。福宮学長は受賞者への祝福とともに、永年にわたる連合駿台会の支援に対して、教学の代表として厚い謝意を表した。

その後、受賞者3人があいさつに立ち、それぞれ研究の紹介や協力者への感謝を述べ、今後のさらなる活躍を誓った。

続く懇親会で、日髙憲三理事長があいさつに立ち、学術賞の受賞を祝した上で、「今は、世界を相手に実力が問われる時代。受賞した先生方には先頭に立って“明治ここにあり”となるよう、力を発揮してもらいたい」とさらなる研鑽に期待を込めた。

受賞者の研究タイトルは以下のとおり。

学術賞

西川伸一教授
「最高裁裁判官国民審査の実証的研究」(社会科学)

関口裕昭准教授
「パウル・ツェランとユダヤの傷—《間テクスト性》研究」(人文科学)

澁谷直人教授
「Two LysMreceptor molecules, CEBiP and OsCERK1,cooperatively regulate chitin elicitor signaling in rice.」  「From defense of symbiosis : limited alterations in the kinase domain of LysMreseptor-likekinases are crucial for olution of legume-Rhizobium symbiosis.」(自然科学)

学術奨励賞

該当者なし