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森洋子名誉教授「芸術新潮3月号」誌上でブリューゲルの特別講義



現在発売中の「芸術新潮3月号」(新潮社)では、「森洋子のブリューゲル特別講義」として、約100頁にわたって画家ピーテル・ブリューゲルの大特集が組まれている。ブリューゲル研究の第一人者として知られる森洋子名誉教授が、特集を誌上カレッジに見立て、特別講義を行っている。

1限目は「生涯篇」、2~5限目は「作品篇」で、“昼休み”にはブリューゲル作品の料理を、“補講”ではブリューゲル研究の最新情報や、絵画の舞台となった土地を取り上げられている。多数の作品に加え、真作の所在が一目でわかる「巡礼地図」も掲載され、初心者も楽しめる、読み応えのある大特集になっている。

ピーテル・ブリューゲル

16世紀のブラバント公国(現在のベルギー)の画家。北方ルネサンスを実現し、近代絵画の原点を創った。ことわざや子供の世界、ブランドルの農村の四季や営みを描き、日本にも多くのファンを持つ。海外でよく出会う「ブリューゲル」の作品は同名の長男による模倣作品が多く、真作は40数点しかないと言われている。