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商学部 韓国の西江大との交流プログラムを実施

江戸東京博物館を見学して

商学部は2月15~26日、韓国の西江大学校(ソウル)の学生15人を受け入れ、日本文化や歴史を体感する交流プログラム(代表:李英美商学部特任教授)を初めて実施した。

これは、本学商学部と西江大学校の学生が中心となって1対1のランゲージエクスチェンジ(Language Exchange)・パートナーとしてペアを組み、両大学15人ずつの合計30人が、それぞれ日本へ12日間と、韓国へ約3週間滞在しながら、相互の言語学習をはじめ、各ペアの問題や関心に基づく共同研究を行い、その成果を両大学の国際ワークショップおよび授業に活かすことを目的とするもの。
初日となった15日には、横井勝彦商学部長、篠原敏彦商学部教授らが一行を出迎えた。その後、西江大生たちは、明大の国際交流寮である狛江インターナショナルハウスを宿舎とし日本に滞在。今回の訪日の研修テーマを①「近世の江戸、近代都市東京、戦後の開発と東京」、②「日本の政治、経済、文化の中心地」とするとともに、個別的関心事を「大衆文化、若者文化、ファッション、電子産業、交通」として、滞在期間中、江戸東京博物館や築地魚市場、東京近郊の企業や観光スポットなどを精力的にめぐった。

帰国前日となる25日は修了式が駿河台キャンパスのアカデミーコモンで執り行われ、横井商学部長から西江大学校の学生一人ひとりに修了証書が授与されるとともに、続くあいさつでは「今回の滞在をひとつのきっかけとして、日本に対する考えを深めつつ明治大学との交流を続けてほしい」と期待を込めた言葉が贈られた。

その後の親睦会では、明大生と西江大生が期間中の思い出などを語り合う姿があちらこちらで見られた。

西江大生からは、「博物館で、自分の知らなかった日本の歴史を見ることができてよかった」「ホテル滞在ではなく、日本の学生と同じ寮に滞在するという貴重な経験ができた」「日本の文化や習慣の違いだけでなく、日本社会が取り入れているシステム化やマニュアル化などにも感動した」などの感想が聞かれた。

明大と西江大学校は2010年に協力協定を締結している。韓国からの学生受け入れは今回が初めて。2月28日からは、3月23日までの予定で、明大生が西江大学校を訪問しての研修プログラムが実施されている。