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ズームアップ〈第514回〉 1500m自由形で優勝/第54回日本選手権(短水路)



水泳部 平井 彬嗣

短水路(25m)の日本選手権が、さがみはらグリーンプールで開催された。明大からも多くの選手が出場し大会を盛り上げた。中でも注目は、1500m自由形短水路日本記録保持者の平井彬嗣(政経1=市立船橋)。平井は1500m自由形に出場。前半は余力を持っての泳ぎだったが、700mのターンでスタートから体一つ以上離されていた江原(山梨学大)に追いつく。その後は一度も抜かれずに、見事に優勝。自身の持つ日本記録にあと3秒と迫る好タイムで、その実力を存分に見せつけた。レース後には「4月に行われる世界選手権選考会を見据えて、自分の感覚を確かめるつもりで泳いだ」と振り返り手応えをつかんだ。兄の平井康翔(政経4=市立船橋)がOWS(オープンウォータースイミング)でロンドン五輪に出場したこともあり、「世界で戦う男になりたい」と常に世界を意識。憧れの舞台へ向け、まずは4月の日本選手権へ照準を合わせる。兄とともに平井彬嗣が世界で活躍する日が、今から待ち遠しい。

(ひらい・あやつぐ 政経1 市立船橋 172㎝・67㎏)

文・写真 阿部 真(法1)