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公益財団法人大学基準協会が大学評価の実務説明会を開催

大学の内部質保証を根付かせることが重要」と強調した納谷会長 福宮学長は、大学側から認証評価の有意義な活用を呼びかけた

公益財団法人大学基準協会(納谷廣美会長)は4月17日、協会に大学評価の申請を予定する大学関係者を対象に、概要と準備方法などに関する実務説明会を駿河台キャンパスのアカデミーホールで行い、会場には約100大学500人が来場した。

本学学事顧問でもある納谷会長は、内部評価の重要性を改めて訴えた上で「社会的ニーズに対応した質の高い教育を各大学が展開していることが大切」と述べ、この実務説明会が意義深いものになることに期待を込めた。

会場校を代表して挨拶に立った福宮賢一学長は「本学は大学評価を基軸にして、毎年自己点検に取り組み、大学の改革、改善を進めてきた。現在の明治大学があるのも認証評価を改革のエンジンにしたからだ」と認証評価の重要性に触れ、会場に集まった各大学に対し、今後も適切に自己点検を行い、認証評価を活かしていくことの重要性を訴えた。

その後、大学基準協会より協会の大学評価システムと内部質保証システムについての説明があり、昨年度に大学評価を申請した法政大学と関西大学より事例報告がされた。

大学認証評価とは、2004年に改正された学校教育法により国公私の全ての大学に義務付けられたもので、認証評価機関から「自己点検・評価報告書」に基づき、大学の教育・研究・社会貢献・大学経営等、大学の活動全般について受ける評価のこと。大学が社会による評価を受け、結果を踏まえて自ら改善・改革することを促し、大学の教育研究水準の向上に繋げることを目的としている。