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商学部 未来社会構造シンポジウム『進歩時宇夢』を開催

熱い思いを語る富野由悠季氏 学生も参加した総合ディスカッション

商学部の特別テーマ実践科目「未来社会の構造:宇宙社会学への入門」(担当:レナト・リベラ・ルスカ特任講師)の一環として3月31日、駿河台キャンパスリバティホールで「未来社会構造シンポジウム『進歩時宇夢』」が開催された。文系からみた宇宙をテーマに、私たちの日常生活と宇宙との関係を読み解くことを目的に約150人が参加した。

講演に先立ちレナト特任講師は「若い世代にもっと未来を想像してほしい。宇宙は遠い領域ではなく、社会と親密に結びついている新たな可能性の場であり、今の若者がもたらす未来の鍵を握っていることを理解して欲しい」とシンポジウムの意義を述べた。続いて、学生による授業体験、成果発表が行われ、宇宙について商業的な視点を持つことの楽しさや、学ぶことの大切さが語られた。

シンポジウムは3部構成で行われ、第1部では「宇宙と教育」をテーマに、宇宙開発フォーラム代表の吉岡奈紗氏と、JAXAきぼう利用フォーラムアドバイザーの斎藤紀男氏が講演した。

第2部では「宇宙と社会」をテーマに、京都大学学際融合教育研究推進センターの磯部洋明特任准教授と、神戸大学国際文化学研究科の岡田浩樹教授が講演した。

最終の第3部では「未来社会想像・創造」をテーマに、ガンダムシリーズの監督として知られるアニメーション監督の富野由悠季氏が登壇し、現在の建築技術等に触れながら、宇宙時代の社会問題を子供に理解してもらう必要性について熱く語った。

続いて漫画家の松本零士氏が映像で出演し、地球を大切にすることや、宇宙へ希望を持つことを語った。

最後に明治大学情報コミュニケーション学部の蛭川立准教授が「夢見る人はすでに宇宙飛行士である」というテーマで講演を行い、「宇宙へ目を向けることで、今の若い世代の人たちに夢や希望を持ってほしい」と結んだ。