本書は、本学のMOT(Management Of Technology;技術経営)研究を集積した「画期的」な著作である。ここで、「画期的」としている理由は、(1)これまでMOTでは、教育面にばかり焦点が当てられ、体系的にMOTを論じる研究が非常に少ない中で、本書はこうした課題に果敢に挑戦し、タイトルにもあるように「総合的研究」として体系化している点と、(2)本学のキャンパスが、文系学部(駿河台・和泉)と、理系学部(生田・中野)とに分かれているため、両者の横断的研究が不足していたが、本書を執筆したMOTプロジェクトが文理融合型の新たな研究成果を生み出した点、この2点にある。
また、従来のMOTが米国中心の議論であったのに対して、本書が日本と米国のみならず、インド・中国・スウェーデーンにも目を向け、国際的な視点からMOT研究を論じていることも、特筆すべきところである。このように、本書は総合大学としての本学の特性(学際性・国際性)を活かした「画期的」な著作であり、ぜひ皆様に一読していただきたいと考える次第である。
山下洋史・商学部教授(著者は経営学部教授)
また、従来のMOTが米国中心の議論であったのに対して、本書が日本と米国のみならず、インド・中国・スウェーデーンにも目を向け、国際的な視点からMOT研究を論じていることも、特筆すべきところである。このように、本書は総合大学としての本学の特性(学際性・国際性)を活かした「画期的」な著作であり、ぜひ皆様に一読していただきたいと考える次第である。
山下洋史・商学部教授(著者は経営学部教授)