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2012年度私大経常費補助金 明大への交付額は約49億円

日本私立学校振興・共済事業団は、2012年度の私立大学等(大学・短期大学・高等専門学校)に対する「私立大学等経常費補助金」の交付状況を発表し、明大への交付額は前年度比7億6527万1000円増の48億9867万5000円となった。

私立大学等経常費補助金は、(1)私立大学等の教育研究条件の維持向上、(2)学生の修学上の経済的負担の軽減、(3)学校法人の経営の健全性向上に資するため、私立大学等の教育・研究に係る経常的経費に対して交付されるものである。

この経常費補助金は、各私立大学等における教職員数や学生数等に所定の単価を乗じて得た基準額を教育研究条件の状況に応じて傾斜配分される「一般補助」と、教育研究に関する特色ある取り組みに応じて配分される「特別補助」がある。

2012年度の経常費補助金の交付総額は、3238億707万円2000円(前年度比155億7404万8000円減)であり、このうち一般補助は2793億2500万円、特別補助は444億8207万2000円であった。

交付を受けた私立大学560校(前年度560校)には、3001億5767万9000円(前年度比113億6937万5000円減)が交付されている。交付額を大学1校当たりに換算すると5億3599万6000円(前年度比3030万2000円減)で、学生1人当たり16万円(前年度比7000円減)となる。

明大への交付額48億9867万5000円のうち、一般補助は39億9107万4000円(前年度比約10億5166万3000円増)、特別補助が9億760万1000円(前年度比2億8639万2000円減)であった。

経常費補助金という国からの財政支援を受けている大学は、社会からの要請に応えられる個性的で特色ある教育・研究体制を構築していかなければならい。明大においても、世界に通用する人材(グローバル人材)の育成、研究成果の発信等による地域・社会との連携を中心に更なる大学改革に取り組み、その結果として補助金獲得を最大化できるよう積極的な推進を図っていく。

(経営企画部企画課)

2012年度私立大学経常費補助金上位20校

(単位:千円)
順位 大学名 合計
1 慶應義塾大 9,608,890 (918,455)
2 ※ 早稲田大 9,528,288 (1,784,504)
3 日本大 9,348,573 (2,076,113)
4 東海大 6,890,800 (530,763)
5 ※ 立命館大 5,642,413 (1,070,740)
6 順天堂大 5,295,758 (480,969)
7 近畿大 4,970,525 (486,419)
8 ※ 明治大 4,898,675 (907,601)
9 昭和大 4,316,372 (239,734)
10 北里大 4,181,995 (501,939)
11 東京女子医科大 3,936,372 (239,361)
12 福岡大 3,902,807 (365,290)
13 東京慈恵会医科大 3,396,313 (115,785)
14 ※ 法政大 3,321,147 (572,766)
15 ※ 関西大 3,236,953 (757,510)
16 ※ 東京理科大 3,210,227 (442,002)
17 日本医科大 3,204,509 (268,181)
18 ※ 中央大 3,145,559 (737,626)
19 自治医科大 2,844,435 (109,059)
20 ※ 関西学院大 2,753,508 (777,906)
注) カッコ内は特別補助金額で内数。※印は医歯学部のない大学