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生田図書館 学生自ら選書“ブックハンティング”

天文部なので天文の、微生物系サークルなのでカビ図鑑…私たちが“狩った”本を“借り”てください ハンティングの道具となる端末の説明を受けるハンター=学生たち

生田図書館は5月25日、学生自らが実際に書店の中を歩き、図書館で所蔵するにふさわしい本を手に取って選ぶ「ブックハンティング」をジュンク堂書店(池袋本店)で開催した。事前に応募した理工・農学部2・3年生の計10人が、半日かけて約500冊を選書した。

ブックハンティングは、その名のとおり“本の狩り”そのもの。ハンター(学生)は、専用端末を操り、各自の目線(視点)で本を狩る(選ぶ)。明大では、一昨年から開始され、生田で通算4回目となる今回は、1人あたり10万円分、計10人で約100万円分の本が選ばれた。

理系キャンパスにある生田図書館は、電子ジャーナルなどが研究室からオンラインで使えることもあり、図書館の利用率が低いことが課題の一つで、このハンティングを通じて図書館への関心を高めることも狙い。

今回、学生たちが選書した本は、夏休み直前の7月下旬から、図書館内の専用コーナーで貸し出しが開始される。貸し出し期間も、従来の15日間から、夏休み明けまでの約2ヶ月に延長される。ハンティングに同行した司書たちも、「身近な友人(学生)たちが選んだ本なので、ぜひ図書館へ足を運び、それらの本に触れ、図書館を利用するきっかけにして欲しい」と期待を込めていた。