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第2回 欧州留学フェアを開催

各ブースの担当者に声をかけるクリスチャン・マセ駐日フランス大使(左) ヨーロッパの大学関係者に直接話を聞ける貴重な機会。参加者は熱心に各ブースを回って情報を集めていた

欧州留学に興味を持つ日本の学生・社会人にその魅力を伝えるための「欧州留学フェア2013」(主催:駐日欧州連合代表部)が5月17日・18日の2日間、駿河台キャンパスのアカデミーコモンで開催された。

開催日前日の16日には、歓迎レセプションが開かれ、列席した板東久美子文部科学省高等教育局長は「日本からの留学生が減少している。文科省として今後交流を促進するに当たり、EUとの交流に力を入れていきたい」などと述べ、欧州と日本の学生交流の発展を祈念した。

昨年に続いて2回目となる今回のフェアには、欧州14の国と地域から50以上の大学や学術交流機関などが参加。明大生だけでなく、他大学の学生や社会人、在日フランス人高校生など約1300人(2日間計)が会場を訪れ、各ブースで大学カリキュラムや奨学金制度などについて熱心に情報収集していた。

初日の午後には、クリスチャン・マセ駐日フランス大使も約1時間にわたり視察に訪れ、各国のブースの大学関係者らと交流した。

明大の男子学生(政経4)は「昨年、短期プログラムでフランスに留学した。今日はフランスのハイレベルな大学院進学の情報が集められた」と満足そうな表情。東京外国語大学の女子学生(3年)は、「いろいろな国から参加があり、びっくりした。留学希望先の担当者と直接話ができる貴重な機会。インターネットだけでは分からない情報を聞けたので非常に有意義だった」と満面の笑みを浮かべていた。

フランス政府留学局日本支局のファビアン・ルディエ支局長は「高いレベルの少人数教育が行われ、学費も安いフランスや欧州の大学の良さをぜひ日本の皆さんに知ってほしい」と語っていた。