Go Forward

中野キャンパスの始動から3カ月が経つ。国際化の拠点となることが期待される中野キャンパスには多くの留学生が学んでいる。日本との関係がぎくしゃくしている国からも、日本を選び、明治を選んで来てくれた留学生が多数いる。

留学は彼ら自身の人生を様々な意味で豊かにするだろうが、同時に、留学生がキャンパスにいてくれることで、留学しない日本人学生も国際的な雰囲気のキャンパスで学生生活を送り、仲間としてともに学び、成長することができる。また、留学生は中野の地で生活し、地域の方たちとの交流から多くを得るとともに、地域の国際化にも貢献するだろう。留学生は、支援すべき対象としてのみ語られがちだが、日本人学生、また地域にとっての貴重な人的リソースであるという面を忘れてはならない。

留学先で温かく受け入れられた留学生は、その国を一生好きになるものである。彼らが留学生活を終えて明治を巣立つとき、「日本に来て良かった。明治に留学して本当に良かった」と思ってくれれば、それは日本という国にとっても、測り知れない財産になるはずである。