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2012年度決算を終えて

財務部長 永代達三

2012年度決算の大きな特色は、予算に比べ収入、支出ともに減ったことです。その結果、帰属収支が若干の収入超過となりました。

収入では学費収入が予算を下回りましたが、これは新入生の歩留まりが予定を下回ったこと、休学者の増加などの要因によるものです。経常費補助金は国際日本学部が補助対象になったことなどから予算を大きく超えましたが、収入全体としては予算を下回りました。

支出では130周年記念事業である、中野キャンパス、グローバルフロントの大型建設が完成しましたが、調達努力等により大きく予算を下回りました。また機器備品等の施設設備費も同様の結果となり、教育研究経費、管理経費も教学、法人の各部署の執行努力等により大きく予算を下回りました。

これらのことが相まって、資金収支では次年度繰越支払資金が前年度から約21億円増え、消費収支では基本金組入額も減少したことから、33億円の消費支出超過となり、予算比約50億円の改善となりました。

帰属収入から消費支出を引いた帰属収支差額は約3000万円の収入超過となり、このことは大学全体での財政の健全化に向けた第一歩といえます。

今後は、大学の継続性を図るためにも、財政の健全化、老朽施設の建替え、教育・研究の充実が必要となり、帰属収支差額の収入超過を目指し一層努力する所存ですので、関係各位の更なるご理解、ご協力をお願いするものです。