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総合数理学部の教員がNHK Eテレ「ニッポンのジレンマ」に出演

壇上では、観客がつぶやくTwitterの意見も参考にしながら議論が進行した。一番左が宮下准教授、隣が秋岡准教授、右から二人目が若野准教授

新しい世代の論客のための討論番組「ニッポンのジレンマ」(NHK Eテレ)の公開収録が6月8日、中野キャンパスで行われた。

「数理のチカラ、僕らの未来」と題されたこの収録には、総合数理学部の宮下芳明准教授(先端メディアサイエンス学科)、秋岡明香准教授(ネットワークデザイン学科)、若野友一郎准教授(現象数理学科)の3人が出演。生命保険会社副社長や技術系シンクタンク研究員ら若手オピニオンリーダーたちと共に、明大生や一般参加者約300人の観客を前に、人口・エネルギー・財政等の社会問題を数理の側面から議論し、数理科学やそれぞれの未来像について語りあった。

議論の最後に、日本の未来像について意見を求められた宮下准教授は、「未来は不確実だし、予測できない。でも不確実だからこそ挑戦する意味、ロマンがある。数理のチカラは、不確定の未来に挑戦するためにあるのだと今日の議論から悟ることができた」と議論を締めくくり、満員の会場からは大きな拍手が送られた。

公開収録を観覧した現象数理学科1年の中島優太さんは「若手研究者や、社会で活躍する新鋭の起業家の話を聞き、強いインパクトを受けた。日々の報道では目にすることのない社会問題の存在、研究者が突き当たる壁など様々な分野にわたる話を直接聞けて面白かった」と話していた。

この日の模様は、6月29日の深夜24時から90分に渡ってNHK Eテレで放送された。