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大学情報サミット大会 5大学情報システム部門が連携

署名した共同声明を手に、更なる技術や経験値の共有と連携を推進することを誓った

明治大・慶應大・法政大・立教大・早稲田大の5大学情報システム部門は6月27日、駿河台キャンパス・アカデミーコモンで、第6回大学情報サミット大会を開催。各大学の情報部門の最高責任者をはじめ、関係者約100人が参加した。

このサミットは、自大学の情報政策の枠を超えて、広範囲な分野で連携を進め、大学および社会全体の発展に貢献することや、人材交流による次世代の育成と組織活性化を目的として共同で活動するもの。

開会にあたり、開催校を代表してあいさつに立った三木一郎学務担当常勤理事は、「高効率で、セキュリティの高いシステムを導入・運営することが求められている」と情報システム部門の課題を述べた上で、自分自身が教員になった時代を振り返り、「電話とファックスだけだった頃に比べ、メールや携帯を使用するようになり、人為的なミスだけでなく、サイバー攻撃など、さまざまな危険も増している。この大会で新しい知見を得て、運営に役立ててもらいたい」と語り、大会の成功を祈念した。

大会は、三菱総合研究所情報通信政策研究本部の村瀬一郎副本部長が「サイバー攻撃の動向と大学における対応」をテーマに基調講演。続けて、本学経営学部の歌代豊教授が「ユニバーシティ・コミュニケーションの取り組みとITの役割」と題し、2011年の130周年を機にリニューアルした本学ホームページや、情報連携の仕組みについて講演した。

休憩を挟み、5大学が連携して進める人材交流、危機管理、PC教室比較検討の3つのプロジェクトグループからの報告などがあり、最後に各大学の情報管理部門の所長が登壇して、共同声明を発表し、署名した。