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新任教員研修会を開催

研修には多くの新任教員が参加した

2013年度採用の教員を対象にした「新任教員研修」が7月20日、駿河台キャンパス・リバティタワーで開かれ、51人が参加した。

この研修は、当該年度に任用された専任教員と特任教員を対象に、本学の教育理念、教員としての心構えなどについての理解を促すことを目的として毎年開催されるもの。

研修の冒頭、福宮賢一学長があいさつに立ち、「本学でかけがえのない4年間を過ごす学生たちに魅力的で豊かなカリキュラムを提供することが私たちの責務。本日の研修を通じて、明治大学への理解を深め、より良い教育・研究に臨んでほしい」と激励した。
続いて同研修を主催した教育開発・支援センターの竹本田持センター長(教務部長、農学部教授)が入試の種類や卒業生の進路の概略を説明。山田朗副教務部長(文学部教授)、鳥居高副教務部長(商学部教授)が、入試制度や入試広報、オープンキャンパス等の取り組みを、矢ケ﨑淳子副教務部長(法学部教授)が本学の就職キャリア教育について説明した。

さらに、臨床心理士でもある伊藤直樹文学部教授が「心の病を抱えた学生の理解と対応」と題して講義。大学組織における「学生生活支援」の方向性などを紹介した上で、本学の学生相談室への来談学生数の推移や、大学生が抱える主な精神疾患の特徴、そのような疾患を抱える学生への対応のポイントを丁寧に説明した。

また、キャンパス・ハラスメント対策委員長の平岡和佳子理工学部教授が「キャンパス・ハラスメントについて」と題して講義。本学のハラスメント対策制度や、ハラスメントを「しない・させない」環境づくりについて、具体例を交えながら説明した。

参加した教員からは「首都圏の学生割合が意外と高いことなど、これまで知らなかったことが分かって大変参考になった」「心の病を抱えた学生への具体的な対応方法などが知ることができてよかった。今日の話を参考に改めて自分なりの学生対応を考えたい」などの声が聞かれた。