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明大生が「全商品リサイクル活動」を開催

最高気温35度を超える猛暑の中、元気に回収活動に励むスタッフたち 実際に難民キャンプで使われているUNHCRの難民テント

法学部生有志と国際交流サークルMIFOのグループは、7月8?10日の3日間にわたり、「全商品リサイクル活動」を和泉キャンパスで開催した。これは昨年、ユニクロを通じて難民の方などに不要な衣類の送付ができることを知った飯場慧さん(法2)が、同じ語学クラスの仲間に呼びかけて始めたもので、今回で2回目。ユニクロの店舗での引き取り対象はユニクロの商品のみだが、この活動ではどんなブランドのものでも回収する(靴・ベルトは除く)。染みがついていたり破れていたりするものも、軍手などの原料になる工業用繊維や燃料などに無駄なくリサイクルされる。

ブースの後ろには昨年に続き、国連難民高等弁務官駐日事務所(UNHCR)から借り受けた難民キャンプのテントが立てられた。中には難民の方へのインタビューや難民クイズなどのパネル展示のほか、実際の生活用品も置かれ、衣類を持参した来場者が難民問題にも関心を持つ工夫がされていた。

3日間で集まった衣類の数は1578着で、学生や教職員だけでなく、和泉キャンパスの近隣住民の間にもクチコミで広まり、多くの衣類が集まった。

毎年、日本にやってくる難民は約2000人にのぼるが、難民認定されるのはわずか数十人。飯場さんは「このリサイクル活動を通じて、多くの方に難民に関する問題に興味を持ってもらえれば」と期待を語った。

今後は他のキャンパスでの活動も検討しており、一緒に活動する学生も募集している(問い合わせ:meiji.cloth@gmail.com)。