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ラグビー明早戦 両チーム監督・主将が共同記者会見

プロジェクトの成功と明早戦の健闘を誓い合う両主将と監督(右側が明大)

積年のライバルが、がっちりとスクラムを組む—。12月1日に控えた大学ラグビー伝統の一戦「明早戦」を前に、明治・早稲田両大学のラグビー部が9月9日、国立競技場で共同記者会見を開催。来年からの改修工事のため、現・国立競技場では“最後の一戦”となるこの試合を盛り上げるべく、どちらの大学が国立をホーム(本拠地)にできるかを競い合う「国立をホームにしよう」プロジェクトを始動させることを明らかにした。

このプロジェクトの背景には、両チームの「日本中にラグビーの魅力を伝え、夢と勇気と感動を与える」という熱い思いと、ラグビーや明早戦の人気低迷への危機感がある。
数ある学生スポーツの中でも長い歴史と伝統を有し、高い人気を誇るラグビー明早戦。1982年には6万6999人を動員し、国立競技場の最多入場者数記録を作ったが、ラグビー人気の低迷や両チームの不振などに伴い動員数は減少。2012年は3万2132人と、全盛期の約半分にとどまった。

本プロジェクトには「学生スポーツの意義」の波及はもちろん、ラグビーワールドカップ(W杯)の2019年日本開催や、7人制ラグビーが正式種目として行われる2020年東京オリンピックの開催を前に、ラグビー人気の再燃と日本代表チーム強化のきっかけにしたいという大きな狙いがある。

共同記者会見には、明大から丹羽政彦監督、圓生正義主将(政経4)、早大から後藤禎和監督、垣永真之介主将の4人が登壇。報道陣を前に、「伝統校である両校には、ラグビー人気を復活させ、ラグビー界全体を盛り上げる責任がある。12・1明早戦がその契機となるよう集客を増やしたい」(丹羽監督)、「もし今年満員になれば、ラグビー界の再興だけではなく、大学スポーツ界全体の再興にもつながる。日本のスポーツ界を変える意気込みで臨みたい」(後藤監督)と決意表明を行い、両主将も明早戦への意気込みなどを語った。

両チームは今後、「Facebook」などのソーシャルメディアを活用したり、サポーター集団やプロジェクトチームを組織したりして、多方面に向けて情報発信し、明早戦の集客につなげていく方針。明大プロジェクトチームでは「最後の国立で明大校歌を歌おう」と学生や校友らに強く呼びかけている。
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