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日本語短期研修プログラム(夏期)を開催

毎回大好評の着物着付け体験

明治大学日本語教育センターは7月22日~8月8日、「日本語短期研修プログラム(夏期)」を実施した。5回目を迎えた同プログラムには、17カ国から39人の学生が参加。国際色豊かな雰囲気の中、短期間ながらも充実した研修を行った。

18日間に及んだプログラムは、(1)日本語授業、(2)見学・体験、(3)小旅行で構成。

日本語授業では「入門」「初級1」「初級2」「中級」の4クラスを開講し、日本語を勉強し始めたばかりの初心者から、母国で日本語を主専攻として勉強している中級者まで、幅広いレベルの学生を受け入れ、それぞれのレベルに合ったクラスで口頭表現能力の向上を図った。日本語を初めて学習する参加者には、日本での学習がスムーズに進むように、来日前に、日本語教育センターとユビキタスカレッジ運営委員会で共同開発した「日本語e-learning」を利用して日本語の文字や基本的なあいさつ、日本や明治大学についての事前学習をするよう促した。

見学・体験では、講義とともに体験プログラムを多く取り入れた。毎回好評を得ている着物の着付けに加え、風呂敷包み、茶道、風鈴絵付けと、日本ならではの文化を体験した。
小旅行では、鎌倉を訪問。鶴岡八幡宮、鎌倉大仏殿高徳院、長谷寺など、東京と異なる落ち着いた雰囲気の古都の風情と歴史に親しみ、日帰り旅行を満喫した。

期間中は、本学の日本人学生がサポーターとして参加者を全面的にバックアップ。日本語授業への参加、見学・体験での引率や生活アドバイス等を通して、参加者が「生きた日本語」を使いながら日本人学生と交流できる環境を提供した。また、明大生主催の日本文化交流会も行われ、かるた、折り紙等の日本文化体験を通じて、学生同士の自然なコミュニケーションも図られた。

被災地へ母国の絵本

被災地の幼稚園へ外国の絵本をプレゼント

日本語教育センターでは、同プログラムの参加者に母国から絵本を持ってきてもらい、東日本大震災の被災地へ寄贈するプロジェクトを2012年から実施。今年も参加者が日本語で書いた絵本のあらすじと励ましの手紙を添え、被災地の幼稚園に送った。

(国際教育事務室)