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硬式野球部 東京六大学野球優勝 38年ぶり春秋連覇達成

マウンドに駆け寄り喜びを分かち合う選手たち 優勝が決まり、歓喜に包まれる三塁側スタンド

体育会硬式野球部は10月28日、東京六大学野球秋季リーグで法政大学に5-3で勝利し、2季連続となる36回目の優勝を決めた。同一年での春秋連覇は、1975年以来38年ぶり。

前日の法大戦1回戦を5-2で制し、勝てば優勝が決まるこの試合、序盤は相手投手の好投に苦しんだ。反撃の糸口をつかみたい3点を追う5回、代打で登場した柴田悠介選手(法4)が左翼へ2点本塁打を放ち1点差とすると、8回には前日に続き4番に座った岡大海選手(政経4)の適時打で同点に追いついた。最後の攻撃となった延長12回、髙山俊選手(文2)が放った打球は右中間を破る三塁打となり、この日初めてのリードを奪うと、続く糸原健斗選手(経営3)も追加点となる中前打を放ち、球場の盛り上がりは最高潮に。中継ぎで10奪三振の好投を見せた上原健太選手(商2)から投手リレーを受け継いだ、エース山﨑福也選手(政経3)が最後を締め、延長12回の激闘を制した。

スタンドで観戦していた校友の男性は「いい試合だった。1年に2度も優勝する瞬間に立ち会えるなんて、こんなに嬉しいことはない」と興奮した様子。初めて六大学野球を観戦したという文学部1年の女子学生は「もしかしたら今日優勝するかもしれないと聞いて、足を運んだ。みんなで応援して、とても楽しかった。神宮大会も観にいくつもり」と嬉しそうに話していた。

硬式野球部は東京六大学連盟代表として、11月16日に開幕する明治神宮大会に出場する。

善波達也監督

とにかく練習をきっちりと積み重ねてきた成果。4年生が本当によく練習を手伝ってくれた。次は神宮大会(明治神宮野球大会)で日本一を目指すため、また1日1日を積み重ねていきたい。

中継ぎで活躍した上原健太投手

厳しい戦いだったが、素晴らしい結果で終わることができた。4年生が最後まで練習を手伝ってくれ、チームのために尽くしてくれたので勝つことができた。これから目指す日本一に向かって突き進みたい。