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就職キャリア支援センター 海外企業PRイベントを開催

就職キャリア支援センターは駿河台キャンパスで、10月29日に「フランス企業フォーラム」、11月12日に「ドイツ企業PRイベント」を開催。日本に拠点を置くフランスやドイツの企業が就職活動中の学生らに外資系企業の魅力をアピールした。

フランス企業フォーラムを開催

固い握手を交わす福宮学長(左から2人目)とデルマス会頭(右から2人目) 多くの来場者が訪れた会場では企業の熱心なプレゼンが行われた

「第2回フランス企業フォーラム」が在日フランス商工会議所(CCIFJ)と共催で10月29日に開催され、明大生だけでなく他大生、留学生など約400人が来場。同国のクリスチャン・マセ駐日大使も視察に訪れた。

昨年に引き続き2度目の開催となった同フォーラムにはフランスのトップ企業15社が参加。プレゼンテーションやブースでの説明を通じて、来訪者に有意義な 情報提供を行った。会場を訪れた明大生の1人朴基元さん(情コミ3)は「日本への留学生として、さらに海外の企業で活躍するにはどのような可能性があるか を知りたかった。意欲的な人事担当者にも出会え、とても有意義だった」と語った。

同日午後からグローバルフロントの別会場で行われた記者会見には、福宮賢一学長、在日フランス商工会議所ベルナール・デルマス会頭、プジョー・シトロエ ン・ジャポン代表取締役社長の上野国久氏、エス・テー・デュポンジャポン代表取締役社長の義和・ヤン・ガイエ氏の4人が登壇した。

会見の冒頭で、デルマス会頭は「昨年に続き、今年のフォーラムも盛況で、フランス企業に興味を持ってくれる日本の学生をはじめ多くの方にさまざまな情報提供ができ、フランス企業のことをよく知ってもらえる有意義なフォーラムになった」と述べた。

続いて福宮学長が、明大とフランスとは創立者の時代から深い縁で結ばれていることを説明し、「こうしたフォーラムを通じで学生たちに世界へ目を向けてほしい」と語った。

質疑応答で、取材陣からフランス企業の日本における雇用数や日本における採用活動について質問が出ると、デルマス会頭は「現在、日本だけで約400社が6 万人を雇用している。あまり知られていないが、来日してから100年以上の歴史を持つフランス企業も少なくない。フランス企業が日本に深く根付いているこ とをもっと知ってほしい」とアピール。また、明治大学とフランス商工会議所との結びつきについての質問に、福宮学長が「明大にはフランスについての研究者 が多く、そうしたことが今回のフォーラムにつながった」と語った。

最後に、壇上で福宮学長とデルマス会頭は来年も是非このフォーラムを開催したい、と語り合い、記者会見の場で来年度の開催が決定した。

ドイツ企業PRイベント

アカデミーコモン前ではイベント参加企業の車がディスプレイされた 各ブースには熱心に学生たちが質問していた

在日ドイツ商工会議所(AHK)と共催で11月12日に開催した「第1回ドイツ企業PRイベント」には、明大生のみならず他大生など1日で約180人が来場した。

このイベントには日本に拠点を置くドイツの優良企業7社(約30人)が参加し、企業説明会や個別相談、パネルディスカッションを行った。

企業説明会でプレゼンテーションを行ったメルセデス・ベンツ日本の人事部担当者は、求める人材像として、「ドイツ語は必ずしも必須ではないが、国際経験のある人が好ましい」と述べ、「4つのキーワード『Passion(情熱), Respect(尊重), Integrity(誠実), Discipline(規律)』を持ってチームワークを発揮しながら頑張っていける人を募集している」と語った。

個別相談エリアを訪ねた学生たちは、普段は聞けない企業情報やワークスタイルなどの質問を直接企業担当者にぶつけ、「日系の会社では、まだまだ女性が働きづらいところがあるが、外資だとやはり働きやすい環境であることがわかった」「ドイツ系企業説明会は国内では少なく、今回知らない企業情報も知れたので来れてよかった」など各々の収穫に満足した様子だった。

同日午後から行われたパネルディスカッション「外資系で働く魅力とは ドイツ企業を再発見! 」では、ドイツ企業(メルセデス・ベンツ日本、三菱ふそうト ラック・バス、dSPACE Japan、ビー・ブラウンエースクラップ)に新卒採用された4人が参加。パネラーから学生に向けて“生の声”が届けられた。

パネルディスカッションが終了すると質疑応答が行われ、学生から「外資系は転職が多いというイメージがありますが、実際はどうですか」「働いていて、嬉しかったこと辛かったこと」などの質問が投げかけられ、活気あふれる締めくくりとなった。

最後にドイツ企業で働く先輩4人から学生たちへのメッセージが語られ、パネラーで参加した明大の卒業生加藤直明さん(2007年文卒、ビー・ブラウンエー スクラップ・カスタマーサービススタッフ)は「大学を卒業して就職してからも覚えることは沢山ある、大切なことはいつでも『前へ』向かっていくこと」と エールを送られた。