Go Forward

学長杯留学生日本語スピーチコンテストを開催

みごと学長賞を獲得した郎琅さん 今年も多くの学生がコンテストの運営をサポートした

日本語教育センターは11月16日、連合父母会の後援による「第18回学長杯留学生日本語スピーチコンテスト」を駿河台キャンパス・リバティタワーで開催した。コンテストには中国・韓国から15人の出場者をはじめ、コンテスト実行委員、出場者のアドバイザーを務めた日本人学生など約70人が参加した。

審査は、鈴木健国際連携副本部長(情報コミュニケーション学部教授)ら5人が担当。スピーチの内容、主張の明確さ、日本語のわかりやすさ、言語表現の豊かさを基準に審査した。

見事に学長賞の栄冠を勝ち得たのは、「私とお地蔵さんの世界」の演題でスピーチした中国出身の郎琅さん(国際日本学研究科1年)。大学院での研究を通じて興味を持つようになったお地蔵さんについて、日本と中国の文化背景の違いを交えながら論じた郎さんは、「出場まで自分を支えてくれた国際日本学研究科の先生、親身にスピーチ原稿のチェックや発音矯正の訓練をしてくれた2人のアドバイザーに心から感謝している。日本人との友情を育み、自分も成長できたのは、このコンテストのおかげだ」と感謝と喜びを語った。  

このスピーチコンテストは、留学生の日本語能力の向上と出場者・日本人学生との交流を目的としている。出場者には大学公認国際交流団体「キャンパスメイ ト」のメンバーを中心とした3~4人の日本語アドバイザーが付き、本番当日まで出場者とともにスピーチを練り上げる。また、コンテストの運営も約50人に のぼる学生が中心となって行う。

学生側の実行委員長を務めた吉田明李さん(政経3)は、「参加者もアドバイザーも、忙しいスケジュールをやりくりしながら、コンテストの運営に携わってきた。参加者のみんなが、熱心にスピーチの練り上げていく姿勢には頭が下がった」と刺激を受けた様子だった。