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大学院経営研 マレーシア工科大学とのダブルマスタープログラム 初の修了生8人に学位記を授与

修士学位記を手にした修了生たち

大学院経営学研究科とマレーシア工科大学ラザック・スクール・オブ・エンジニアリング・アンド・アドバンスト・テクノロジー(UTM Razak School)が実施しているダブルマスタープログラムで10月、初の修了生が誕生した。

大学院経営学研究科は、科学立国日本において不可欠な、技術とマネジメント双方の知識を身に付けた文理融合型のグローバル人材を育てることを目的に、2010年度からUTM Razak Schoolと共同でダブルマスタープログラムを開始。履修生は日本とマレーシア両国に滞在して研究を進め、このほど、本学経営学研究科の6人、UTM Razak Schoolの2人が同課程を修了した。明治大学でダブル・ディグリー制度の修了生が誕生するのは初めてで、修了生には、明治大学経営学研究科から経営学、UTM Razak Schoolから経営管理工学の2つの修士学位が授与された。

マレーシアのUTM Razak Schoolジョホールバルキャンパスで10月26日に開催された修了式には、博士後期課程2年の寺本直城さんらが赤いガウンに角帽という修了生ならでは の正装で出席。経営学研究科の高橋正泰研究科長(経営学部教授)、鈴木研一大学院委員(同)、髙栁美香専攻主任(同准教授)も参加し、修了生らの門出を祝 した。

高橋研究科長は、「ダブルマスタープログラム初の修了生を無事送り出すことができた。両大学の関係を今後ますます発展させ、より多くの修了生を輩出したい」と決意を新たにした。

また、UTM Razak School のアワルディン・モハマド・シャハロン所長は、「このプログラムは単に学生たちに社会的に高い地位を得る機会を与えるためだけではなく、両大学の教育と学 問の質の改善にも寄与している」とプログラムの意義を強調し、今後も工学や先進技術分野の国際化に尽力することを誓った。

このプログラムは、マレーシアの教育界にとって画期的な取り組みとして注目を浴び、この日の様子は現地の新聞でも大きく取り上げられた。