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経営学部 創設60周年記念式典・記念行事

国際シンポや経営者フォーラムなどを開催

式典で式辞を述べる安部学部長 学生による成果発表会

経営学部は11月30日、「創設60周年記念式典・記念行事」を駿河台キャンパス・アカデミーホールで挙行。国際シンポジウムや記念講演、学部生による成果発表会、経営者フォーラムなど多彩な行事が3部形式で催され、学部のこれまでの歩みを振り返るとともに、世界への飛躍に向けた新たな門出を祝した。

明治大学経営学部は1953年、日本の私立大学初の経営学部として発足。戦後の経営学ブームの中、専門教育に加えて教養や英語などの充実したカリキュラムを展開。志願者は初期の約2000人から、1990年のピーク時には2万人を突破。「豊かな国際国家・日本」の創出を目標に掲げ、グローバル人材育成を進めている。

第1部では、経営学部が独自に協定を締結している海外協定校の研究者を招聘しての「国際シンポジウム」を開催。井洋次郎教授の司会のもと、安部悦生学部長 と各国の研究者の5人のパネリストが「Future of Business Education and Research(ビジネス教育と研究の未来)」をテーマに、活発なプレゼンテーションや意見交換を行った。

第2部は、記念式典と記念講演。岡田浩一経営学科長(創設60周年記念事業実行委員会委員長)が司会を務めた記念式典では、千葉貴律会計学科長の開会の辞に続き、安部学部長が「60年の歴史は、諸先輩や卒業生の努力なしには達成できなかったもの。経営学教育・研究のパイオニアとして、今後も国際化を推進し ていく」と式辞を述べた。

続いて、福宮賢一学長が「経営学部の今日の名声は、社会の多様な場面において卒業生が活躍し、注目されている結果である。経営学部には、本学の今後の発展 を支える原動力としての役割を期待している」とあいさつし、日髙憲三理事長は「創設者である故・佐々木吉郎教授をはじめ、多くの人々がこれまでさまざまな 改革を進めてきた。今後は60年の伝統を生かして、世界に光り輝く明大経営学部として発展するよう一層の努力をお願いしたい」と祝辞。塚本一郎公共経営学 科長の閉会の辞で式典は終了した。

記念講演では、経営学部OBでセーレン代表取締役会長兼社長(最高経営責任者兼最高執行責任者)の川田達男氏が「企業経営の実践と経営学教育」と題して講演した。

第3部では、「経営学部生による成果発表会」と「経営者フォーラム」を開催。成果発表会では、昨年度開催された「経営学部英語プレゼンテーション大会」と「経営学部ゼミナール対抗プレゼンテーション大会」の優秀者が、来賓らを前にそれぞれ力強く発表を行った。

「経営者に求められる資質」と題した経営者フォーラムでは、長野史麻准教授の司会のもと、青柳勝栄氏(Blue Green Group Inc.代表取締役社長、本学評議員)、向井眞一氏(内田洋行相談役、本学理事)、中村謙一氏(リロ・ホールディング代表取締役社長)、須田善明氏(宮城 県女川町長)の経営学部OB4人が、経営者や組織トップとしての経験を踏まえた発言や意見交換をし、盛会のうちに終了した。