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登戸研究所資料館 来館者3万人達成

登戸研究所の疎開先である長野県から来館。資料館前で

2010年3月にオープンした平和教育登戸研究所資料館の来館者が12月14日、延べ3万人に達した。

3万人目となったのは、長野県上伊那地区の高校教員と高校生ら約20人のグループ。山田朗館長(文学部教授)が「皆さんが3万人目の来館者です」と告げると、ワァッと驚きの声が上がり、館長から手渡された記念の書籍「秘密戦の世界」を嬉しそうに手にしていた。

同資料館では現在、企画展「本土決戦と秘密戦」が開かれており、陸軍登戸研究所が太平洋戦争末期に長野県駒ケ根市を中心に疎開した狙いやその背景などについて紹介している。高校生らは、生田キャンパス中央校舎の教室で山田館長から同研究所の歴史や役割について約1時間講義を受けた後、資料館に移動。渡辺賢二兼任講師(文学研究科)の案内で館内を見学し、長野県と登戸研究所の関わりを学んだ。