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書評合戦首都決戦に明大生が出場

堂々とプレゼンした小松さん

大学生・大学院生がお薦めの本を紹介し、観客が一番読みたいと思う本(チャンプ本)を決める書評合戦「ビブリオバトル首都決戦2013」が、11月24日、東京都千代田区のベルサール秋葉原で開催され、本学の小松雄也さん(法2)が出場した。

この大会は、本を用いてコミュニケーションを図ることや、若年層の読書機会を増やすことなどを目的に、東京都や東京都教育委員会などが主催している。全国各地区で行われた予選会には、延べ783人が参加。この日は、予選会を勝ち抜いた30人が、約3300人の聴衆を前に思い思いにプレゼンした。

参加者はまず、1組6人の5グループで準決勝を実施。小松さんは、江戸時代の武士の修養書「葉隠」を三島由紀夫が解説した「葉隠入門」を取り上げ、「高校卒業後カナダに留学した時、侍や武士道について考えた際に、現地で見つけた本」と出合った経緯を説明した。そして、「本の書かれた時代と現代で、意外な共通点が多いことも分かる。三島由紀夫文学を知るきっかけにもなる良書」と発表し、グループ内で最多の票を集め、決勝進出を決めた。決勝は各グループの最多得票者5人で行われ、小松さんは惜しくもチャンプ本選出とはならなかったものの、堂々と熱弁をふるい会場から拍手を浴びた。