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政治経済学部 勝ゼミが証券ゼミナール大会で優秀賞

賞状を手に笑顔

全日本証券研究学生連盟が主催する「証券ゼミナール大会」(日本証券業協会後援)が昨年12月13~14日、東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれ、政治経済学部・勝悦子ゼミナール3年生4人のチーム(石井達也さん、石井利樹さん、外谷隆則さん、福地陽介さん)が第4テーマ部門で優秀賞を受賞した。

この大会は、金融・証券に関する問題を理論的・実証的に研究するとともに、加盟大学間相互の交流による証券研究の発展・推進を目的としたもの。今回は、明治大学のほか、慶應義塾大学、立命館大学など全国の大学から150を上回るチームが参加した。参加チームは7つのテーマに分かれ、事前に論文を作成。大会では複数ブロックに分かれて分科会を実施し、各チームによるプレゼンテーションや質疑応答などを行った。

勝ゼミは、第4テーマの「日本におけるCSRの現状とその拡大策について」のセッションで報告および討論を行った。同ゼミが執筆した論文は、日本における 大企業、中小企業のCSR(企業の社会的責任)の現状を分析した上で、その拡大策を提示したもの。CSR活動とは、企業が社会システムの一部であることを 十分に認識した上で、環境・社会を考慮した事業を経営に組み込み、利益を追求していく企業活動と定義。その上で、SRI(社会的責任投資)の重要性を指摘するとともに英米との比較を行い、とりわけ遅れている中小企業のCSRの拡大のために、CSR推進のための株式会社設立を提言した。この論文と討論の質の高さ、提言のユニークさが評価され、栄えある優秀賞を受賞した。