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キャリアガイダンス「国際機関で働くには@明治大学」を開催

さまざまなキャリアモデルを説明する講師の綾部氏

国際機関や海外のNPОの職員など、国際的なキャリアを目指す学生向けのガイダンス「国際機関で働くには@明治大学」が1月21日、駿河台キャンパスのリバティタワーで開催された。ガイダンスには、国際協力人材育成プログラムを受講している学生や国際的なキャリアに興味を持つ学生など約40人が参加し、熱心に講演に耳を傾けた。

今回のガイダンスは、文科省の「大学間連携共同教育推進事業」に採択された「国際協力人材育成プログラム」の一環として開催された。

講師は外務省の国際機関人事センターに勤務する綾部悟始氏。本学経営学部の卒業生で、現在、同センターで国際機関への就職を目指す日本人の支援を行っている。

綾部氏は、スライドやDVDを使用しながら、「一概に国際機関で働くといっても、実に多くの選択肢があり、語学力と同じくらい専門性を持つことが重要」、 「学生時代には、ボランティアやインターンシップ、留学などを通じて、国内外でさまざまな経験を積み、人間としての幅を広げることが大事」などと説明。講 演の終盤は、国際公務員を目指すにはどのようにキャリア形成を行うのがよいかという観点から、実際に国際機関に勤務する複数の日本人職員のケースをキャリ アモデルとして取り上げ、参加した学生たちに具体的なアドバイスを行った。最後に、「語学面でのハンディから日本人が国際機関へ就職するのはハードルが高 いと思われがちだが、外務省ではJPO派遣制度*を実施しているので、このような制度を利用して多くの人に国際機関にチャレンジしてもらいたい」と母校の 後輩たちにエールを送った。

ガイダンスに参加した田中健太郎さん(文1)は、「国際機関の仕事には、漠然と憧れしかなかったが、今日は具体的なイメージをつかむことができ、とても有意義だった」と話していた。

*JPO派遣制度 将来的に国際機関で正規職員として勤務することを志望する若手の日本人を対象に、政府が経費を負担し、一定期間(原則2年)国際機関へ派遣する制度。

http://www.mofa-irc.go.jp/jpo/index.html