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ガスハイドレート研究所 2014年度のメタンハイドレート調査を開始

2014年度調査で用いる第七開洋丸

海底に設置した各種のモニタリング装置(2013年度調査から)

メタンハイドレートが露出する上越沖のハイドレートマウンドの頂上付近(2013年度の環境モニタリング調査より)

ガスハイドレート研究所は、2014年度の表層型メタンハイドレート調査を4月15日に開始した。

この調査は、国のメタンハイドレート開発促進事業の一環として行われるもので、昨年度に引き続き産業技術総合研究所とともに、表層型メタンハイドレートの資源量把握を目指すもの。(1)広域地質調査、(2)詳細地質調査、(3)掘削調査、(4)電磁探査、(5)環境モニタリング調査の5つからなり、このうち、明治大学は(1)広域地質調査、(3)掘削調査、(5)環境モニタリング調査を担当する。

(1)の広域地質調査では調査船・第七開洋丸(芙蓉海洋開発)の船底に装備された音響観測装置を用いて、海底の微地形と海底下の構造を把握し、海底および海底下に分布が予想されるハイドレートマウンドとガスチムニーを探索。6月15日までの約8週間で隠岐の西方・対馬海盆から隠岐トラフ、上越沖、最上トラフ、北海道日高沖の各海域を調査する予定。(3)掘削調査では地質サンプルの取得を目指し、(5)環境モニタリング調査では、無人探査機(潜水艇)を用いた海底観察および長期モニタリング装置の回収と設置を予定している。

(1)広域地質調査と(5)環境モニタリング調査は昨年度も実施しており、同研究所ではその成果を今年1月のフォーラム「表層メタンハイドレートの資源化を目指して」で発表した。発表資料はガスハイドレート研究所のホームページで確認できる。

* メタンハイドレート
メタンと水が低温・高圧の状態で結晶化した物質。日本周辺海域で相当量が存在していることが見込まれており、将来の天然ガス資源として期待されている。