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博物館 10周年の特別企画展 5月3日から



旧刑事博物館・商品博物館・考古学博物館の3館が統合され、駿河台キャンパス・アカデミーコモンに開館した明治大学博物館が、4月で10周年を迎えた。博物館ではこれを記念し、5月3日から特別企画展「明大博物館クロニクル —過去・現在・そして、未来—」を開催する。会期は6月22日まで。入場無料。

本学における博物館活動の始まりは、1929年の刑事博物館設立にさかのぼる。1951年の商品博物館、1952年の考古学博物館の設立を経て、80余年にわたる活動の中で集積された資料は30万点にも上り、年間に7万人以上の利用者のある国内でも有数の大学博物館に成長した。

今回の展覧会では博物館のコレクションがこれまでどのように形成されてきたのか、旧3館時代にさかのぼって検証する。博物館の存立意義は、資料の収蔵と活用にあり、収蔵資料の性格こそが博物館における諸活動を規定する根拠になる。前身である3つの博物館の収蔵資料は、母体となる学部や専攻の特色ある教育研究の中から形成されてきたが、新博物館では学内共同利用機関として全学的な活用に資することをミッション(使命)として掲げている。今回の展覧会では、大学にとって博物館という財産を今後どのように活用してゆくべきかを考える機会を提供する。

展示では、常設展示に出展されていない希少資料も紹介する。5月17日には国際博物館の日(5月18日)の記念行事として「それいけ!博物館探検隊—触れて体験、楽しく学ぼう—」を開催。資料を手に取って見学できるワークショップやバックヤード・ツアーを予定している。ツアーは要事前予約(TEL:03-3296-4448まで)。

お問い合わせ先

明治大学博物館

TEL:03-3296-4448