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難民の故郷の味を学食に「Meal for Refugees」

和泉・中野で開催 1食につき20円が難民支援に

食べて知って! 難民のこと(中央が田村さん) 和泉で提供された「きな粉入りビルマ風サラダうどん」 学食内には難民に関する啓発の掲示も

難民への関心・理解を学生に深めてもらうため、難民の故郷の味を学生食堂のメニューに導入する取り組み「Meal for Refugees(M4R)」が5月から6月にかけ、和泉・中野両キャンパスの学生食堂で行われている。

「M4R」は、認定NPO法人・難民支援協会(JAR)が、日本で暮らす難民とともに作った料理レシピ本「海を渡った故郷の味 Flavours Without Borders」から生まれた社会貢献プロジェクト。今回の明大での活動は、本学も会場になった昨年の難民映画祭(国連難民高等弁務官駐日事務所主催)にボランティアスタッフとして関わった明大生有志が、難民支援協会の協力を得て実現させた。

和泉の学食では5月19日~30日と6月16日~27日(土日を除く)、中野では6月16日~20日に実施され、期間中に合わせて6つの国・民族の料理を提供。日本で暮らす難民の支援のため、1食につき20円が寄付される。

和泉の第1週目(5月19日~23日)には、「きな粉入りビルマ風サラダうどん+タピオカとサツマイモのデザート」(ビルマ)が登場。スパイシーなうどんと甘いデザートが絶妙にマッチする味わいで、多くの学生が注文していた。

「M4R」明治大学代表の田村杏奈さん(法3)は「“食”という身近なものを通じて、難民の方々が日本にもいることなど、現状を知ってもらえれば」と話している。