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ズームアップ〈第530回〉新戦力が名実ともに大きく成長

卓球部 森薗 政崇



関東学生春季リーグ戦で明大の4連覇に大きく貢献した森薗政崇(政経1)が、直後に行われた新人戦でも圧倒的な力を見せ、優勝を果たした。カギとなったのは準々決勝の田中博己(専修大)との対戦。サーブを長く出してくる戦型の相手に対し、苦手意識から1ゲーム目を落とした。しかし、その後は落ち着いて対応し逆転勝利。この勝利で一気に波に乗ると、準決勝、決勝はともにストレートで勝利。明大3年ぶりとなる新人戦制覇を果たした。

森薗は4月から5月に行われた世界卓球に、試合に出場する選手のスパーリング相手として参加。世界のトップ選手のプレーを肌で感じ、自分の卓球の参考にした。しかし「出場できなかったことが悔しかった」とあくまで世界を舞台に活躍することを目標に掲げている。学生大会で結果を出し続けても常に反省を口にし、次の戦いに目を向け、ワールドツアーにも本格的に参戦、経験を積んでいる。しっかりと世界を見据える森薗のさらなる活躍から目が離せない。

(もりぞの・まさたか 政経1 青森山田 160cm・50kg)

文・石渡遼(情コミ2) 写真・沼田亮(経営3)