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外国人留学生と日本人学生が共に生活「混住型学生宿舎」を2016年新設へ

—和泉キャンパスの隣接地に

「混住型学生宿舎」が隣接地に建設される和泉キャンパス 国際的な「学びの場」として、さらなる発展が期待される

明治大学は2016年3月、文系学部の1・2年生が学ぶ和泉キャンパスの隣接地に、外国人留学生と日本人学生が生活を共にする200人規模の「混住型学生宿舎」の新設を予定している。これにより、増加が続く留学生への宿舎提供に留まらず、外国人と日本人双方の学生からなる「国際コミュニティ」や、日本にいながら国際感覚が磨ける「学びの場」の形成が期待されている。

本学ではこれまで、主に世界各国の協定校から受け入れる交換留学生への宿舎提供に主眼を置き、「和泉インターナショナルハウス」(東京都杉並区)と「狛江インターナショナルハウス」(東京都狛江市)の2カ所の留学生用宿舎を設置。

2010年度末に設置された狛江インターナショナルハウス(全145室)では、日本人学生(110室)と留学生(35室)の混住をすでに実現している。さらに2014年度からは、民間宿舎(東京女子学生会館)の一部を借り上げ、増加する交換留学生の受け入れ体制の充実を図った。

新たな混住型学生宿舎の完成に合わせて、狛江インターナショナルハウスは学生の居室割合を見直し、定員120人規模の混住型学生宿舎に再編。和泉インターナショナルハウスも、協定校との研究交流や教職員交流のための「国際宿舎」として再編される。

宿舎を含むキャンパス全体を国際的な「学びの場」に

2012年に新図書館がオープンするなど、ここ数年での変貌がめざましい和泉キャンパス。隣接地に新設される混住型学生宿舎を含めたキャンパス全体を「学びの場」とするため、特に先行的な整備を行う重点戦略キャンパスと位置づけられた。

本学は今後、和泉キャンパスを中心に、国際教養や異文化理解を含む初年次教育、多様な学習スペースを活用した国際交流活動などを積極的に展開し、より多くの学生に国際的な環境や体験を提供していく方針。