Go Forward

校友会 2014年度 定時代議員総会を開催

親子孫3代卒業生表彰を受けた鮫島さん一家 「明治はひとつ」校友会は大学とともにあると向殿会長

明治大学校友会(会長=向殿政男名誉教授)は7月27日、駿河台キャンパス・リバティホールで2014年度の定時代議員総会を開催した。代議員総会は校友会の会則が定める重要事項を審議・決定する会議で、当日は代議員総数610人中、委任状を含め523人が出席。大学からは来賓として、日髙憲三理事長、福宮賢一学長をはじめ役員が出席した。

総会は、物故校友への黙とうを捧げた後、山口政廣副会長の開会の辞でスタート。国歌を斉唱し、大学および校友会役員が紹介された。

冒頭あいさつに立った向殿会長は、全国および韓国・台湾から、猛暑にもかかわらず、代議員が大勢参集したことへの謝辞を述べた上で、「議題には、任期制に係る校友会会則の一部改正も含まれる。理念を根本におきながらも、これまでの経験を踏まえ、時代を見据えながらどんどん変えていこう」と活発な議論(改革)を呼びかけた。また、赤字基調だった決算が黒字化したことや、全国型大学にふさわしい奨学金制度の設立、校友会国内54支部・外国2支部、地域支部220、海外紫紺会11をつなぐ「紫紺NET」などにも触れ、「校友会の役割は、とても大切だ。大学に何を支援できるかという視点で、『明治はひとつ』というスローガンの下、校友会活動をしっかりやっていきたい」と力強く決意を述べた。

さらに大学に対する要望として、「最近、校歌も歌えないという学生がいる。これはやはり教育の問題だろう」と苦言を呈した上で、「ゼミや研究室などで、母校明大はどういう建学の精神で、どういうことをやっているのか。そして、社会に出ると校友が皆さんを迎えるのだということを、指導してもらいたい」と母校愛教育の必要性を訴えた。また、その思いに応える責任は、我々(校友会)にあるとし、「思い(母校愛)を後輩につなげる。後輩は次の未来の学生に伝える。これが、明治大学がこれから永続的に生き延びていく大事な考え方だ」と熱く語った。

続いて、来賓を代表して日髙理事長、福宮学長、高橋悟連合父母会長がそれぞれ日頃の感謝や祝辞を述べた。

その後、議長団・議事録署名人らを選出して議事に入り、昨年度会務の報告と決算、2014年度事業計画・予算などについて審議し、それぞれ提案どおり承認された。

議事終了後は、親子孫3代卒業生表彰があり、3代そろって明治大学を卒業した鮫島宗義(1949年政経専卒)、邦弘(1984年農学部卒)、渓太(2014年商学部卒)の3氏を表彰した。

このほか、9月6日、7日に「全国校友新潟大会」を開催する新潟県支部への大会旗のリレーや、新潟大会実行委員会による大会PR、来年度開催の滋賀大会の案内も行われた。

最後は、万歳三唱後に肩を組んでの校歌斉唱。齋藤柳光副会長が閉会の辞を述べ、総会は盛会のうちに終了した。